【作中企業設定】株式会社コクゾー
株式会社コクゾーは、日本のIT企業である。
本社所在地
靜岡県清岡市北区セントラルガーデンビル12階
設立
2025年
業種
情報・通信
事業内容
アプリ開発
アイディアマッチングアプリ「コクゾー」の管理・運営
代表者
御子神祝人(創業者・代表取締役会長)
資本金
2億4900万円
(2029年3月期)
売上高
15.6億円(連結)
8.9億円(単独)
「あなたのアイディアは明日の常識」をキャッチコピーにアイディアに関するサービスを展開しており、主なものとしてアイディアマッチングアプリ「コクゾー」が挙げられる。
「コクゾー」はアイディアを形にしたい人と欲しい人を繋ぐマッチングサービスで、アクティブユーザー数は約106万人。
最近、アイディアの買取も始めた。買取手数料は、販売価格の10パーセント。
また、コクゾーの他、ソーシャルゲームや起業家支援プラットフォーム・コクゾーPro、株式投資型クラウドファンディング・コクゾーエクイティ、地域密着型キャッシュレス決済サービス・エビッスを展開している。
● アイディアマッチングアプリ「コクゾー」サービス概要
コンセプト
①アイディアを通じて人と人を繋ぎ、イノベーションの創出を手助けするマッチングサービス
②テクノロジーを通じて雇用の新しい形態を作り出す
●解決すべき課題
深刻な人材不足や働き方の多様化、グローバル化など、私達の生きる現代社会は常に目まぐるしく変化していっています。
国際的な競争が激化する中、ビジネスの分野に限らず、常識に囚われない斬新なアイディアというのが求められています。
しかし、アイディアというのは出そうと思って出せるものではありません。
斬新な、となると可能性はさらに低くなります。
アイディアというものは、何気ないふとした瞬間に閃くものです。
しかし、閃くのを待っていては、せっかくのビジネスチャンスを、作業効率等の改善の機会を逃してしまうかも知れません。
また、アイディアを思い浮かんでもそれを形に出来る人がどれだけいるでしょうか?
大抵は形に出来なくて諦めてしまいます。
しかし、自分のアイディアを形にしてくれる人が現れたとしたら?
自分には無い斬新なアイディアを出してくれる人が現れたら?
「コクゾー」はそんな悩みを解決する為に生まれたアイディアを形にしたい人とアイディアが欲しい人を繋げるマッチングサービスです。
●サービス内容
「コクゾー」を起動したら、まずはアカウントを作成して下さい。
マッチング成立後に実際の個人様や企業様とやり取りを行いますので、常識的な範囲内でお願いいたします。(卑猥なものや差別や偏見を助長する恐れのあるアカウント名は設定する事が出来ません。また、アカウント作成後に第三者からの指摘により不適当と判断した場合には速やかにアカウント名の変更を求める事がございます。)
アカウントを作成したら次はプロフィールを作成します。
「コクゾー」のプロフィールでは、基本的に以下の事を設定します。
⒈年齢や性別
⒉持っている技術やアイディア
⒊欲しいアイディアと予算
⒈年齢や性別
「コクゾー」ではマッチング成立後に実際の個人や企業とやり取りを行います。
その為、年齢や性別は正確に設定する必要があります。
⒉持っている技術やアイディア
マッチングを行う際に必要になりますので、個人(または法人)が持っている技術やアイディアを公開可能な範囲内で具体的に書いてください。
(アイディアや技術の変更・追加はいつでも可能です。
また、類似のアイディアがすでにあった場合には先着順として、先に登録されたものを優先させていただきます。
その場合、後着のアイディアは登録は出来ますがマッチング対象外となります。)
⒊欲しいアイディアと予算
マッチングを行う際に必要になりますので、個人(または法人)が求めているアイディアとそのアイディアを実現させる為のおおよその予算を公開可能な範囲内で具体的に書いてください。
プロフィールを設定したら、A Iが自動で登録者の中から最適な組み合わせを選んでくれます。
マッチングが完了したら相手とメッセージのやり取りを始める事が出来ます。
メッセージは、テンプレート機能や自動添削機能もあるので失礼のないスムーズなやり取りが出来ます。
互いにやり取りを重ねていき、アイディアの実現を目指しましょう。
最後にアイディアが実現出来たら発案者に対価を支払わなくてはなりません。
対価はアイディアの内容によって様々です。
対価については最終的に揉めないようにしっかりと決めておいた方が良いでしょう。
権利や守秘義務について
⑴権利について
コクゾー内で公開されたアイディアの権利については原則として作成者にあるものとします。
ただし、マッチングが完了していて、プロジェクトが動き出している場合を除きます。
⑵守秘義務について
プロジェクトが動き始めた場合、作成者には守秘義務が発生します。
違反した場合、損害賠償請求や訴訟が起きる場合があります。
不正対策案
ライバル企業を貶めたり、機密情報の奪取などを行なった場合、運営側は該当のユーザーに対してアカウントの凍結とブラックリスト入り、損害賠償の請求をすることができる。
仲介手数料
コクゾーでは、案件成立時に千円の仲介手数料をいただいております。手数料は、月末に合算してご請求させていただきます。
● 起業家支援プラットフォーム「コクゾーPro」と株式投資型クラウドファンディングアプリ「コクゾーエクイティ」について
コクゾーの子会社が運営するサービスにコクゾーProとコクゾーエクイティがある。
コクゾーProは起業家向けの支援プラットフォームで、起業に必要な様々な支援や手続き、人材のマッチングなどを提供しています。1000円の月額料金制を採用している。
コクゾーエクイティは、起業前の起業家に投資を行える株式投資型クラウドファンディングで、利用者は9000人前後。
募集者はコクゾーProの利用者がほとんどです。
AIを用いた事前審査を通過した起業家はオンライン上で投資家に向けて事業内容と事業計画をプレゼンテーションを行い、投資家はそれを見て出資の可否を判断する。
出資金は5〜50万までの範囲で任意の金額を選ぶ事が可能で、出資者には出資比率に応じた普通株式が会社設立後に割り当てられる。
募集額は自己資本の50パーセント前後を基準とし、募集額が自己資本を超えてしまう場合は計画を見直すか、議決権が多く付いた種類株式、又は議決権の無い普通株式を発行しなくてはならない。また、その場合、出資者にその旨を説明しなくてはならない。
募集者は、集めた資金が適切に使われているかを確認する為に資金の使用用途と会社の経営状況を四半期毎にコクゾーエクイティを通じて出資者に報告することが義務付けられている。
また、新たに資金調達を行う場合も同様にコクゾーエクイティを通じて出資者にその旨を伝えなければならない。
募集にかかる手数料は募集者側が無料であるのに対し、出資者側は出資額の10パーセントを手数料として支払わなければならない。(手数料は案件成立後に別途、請求されるので出資金から引かれる事はない。)
創業前の段階から投資ができる為、通常の株式投資型クラウドファンディングよりも高いリターンが期待できるが、リスクもそれ相応、もしくはそれ以上に高くなる。
会員登録をするには自由に使える現金が50万以上、又は預貯金も含む保有金融資産が300万円以上でなければならない。
コクゾーエクイティで資金調達を行なった中には後にユニコーン企業へと成長した会社がいくつかある。
その中で有名なのは二年前に上場した食彩である。
フード3Dプリンターを活用した食のダウンロード販売を手がける食彩は、創業者である矢澤英彦がコクゾーエクイティで資金調達を行なった当時、コクゾーエクイティはサービスを開始したばかりで、ショクサイは記念すべき一号案件であった。
だが、知名度の問題とリスクの高さが障害となり思うように伸びず、終了予定日を延長してやっと目標額に到達したというものであった。
その後の案件も振るわず、しばらく厳しい時期が続いたが、ショクサイが急成長を遂げてユニコーン企業として知られる様になるとコクゾーにも注目が集まる様になった。
さらにショクサイが上場したことにより、コクゾーの利用者は一気に急増した。
ショクサイは当時、6.5万円の初値を付けて話題になったからである。
創業時の一株辺りの発行価格は5000円程。
仮にコクゾーエクイティで下限の5万円を出資していた場合、上場時の保有時価総額は約19億円。約3万9千倍になった事になる。
もちろん、全ての企業が上場出来るわけではないが、ショクサイの上場以降、コクゾーエクイティで扱う案件は人気化していき、サーバーダウンなどのトラブルも相次ぐ様になった。
【地域密着型キャッシュレス決済サービス エビッス】
エビッスとは、清岡市に本社を置くIT企業コクゾーが展開するキャッシュレス決済サービスで、納税から交通機関まで、清岡市内なら何処でも使う事が出来る為、市民の二人に一人は必ず利用しているサービスで、スマホアプリと定期券型の二タイプがある。
スマホアプリは、アプリ間の残高のやり取りが可能であるが、定期券型は専用窓口か端末からでないと入金ができない。なお、定期券型は出金不可である。
コクゾーは、自分が起業したいと思い考えました。当初は、アイディアのフリマアプリを目指しましたが、アイディアを欲しい人と出す人とをマッチングした方が良いのではないかと思い、アイディアマッチングアプリとしました。ターゲットは、失業者の他、アイディアを出したくても出せない環境にいる人達です。
一応、上場を前にアイディアの買取も始めたという設定になっています。