エキストラエントランス
“あんたなんて生まなければよかった”
それはとても残酷な言葉で、形容しがたいほどの孤独を感じた。
ひとりぼっちで生まれたわたしは、いったいどこへ行けるというのか。
どこで生きていけるというのか。
わたしはずっとひとりぼっち。
それでもかまわないと。
誰も必要はないのだと。
わたしは、このまま、ここで。
息ができなくなる。
言葉が出てこなくなる。
誰にも会えなくなる。
わたしは、このままだと、死んでしまいそうで。
呼吸を、
しようとするけど、
気だけがはやって、
息が止まって、
しまいそうになって、
心が叫んでいる。きりきりと痛む心。
呼吸も満足にできないままで、
足どりも不確かで、
ひとりぼっちのままでも、
孤独の中から抜け出して!
わがままな心が、叫んでる。




