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28,師匠の強さ




「ふぅ……今日の修行終わったぁ。」


「お疲れ、グリム。」


「師匠。もう何十年も経ちますが、外はどれくらい経ったのでしょう?」


「まぁ、二十日程度だろうなぁ。」


「そうですか。ていうか師匠!!聞いてください!」

「Lv783になりましたぁ!!」


「はやいなぁ。十年前、781って言ってたよね?」


「はい。1上げるのが大変で……」

「って、師匠は?どれくらいですか?」


「886だ。」


「100以上差がある……」


「そう易々と越されては、師匠の名が廃る。」

「地道に頑張れ。そう焦るな。」


「師匠。いつまでこの空間に居るんですか?」


「あと一週間だ。それまでに幻想の新しい使い方でも開発しておけ。」

「修行は今日で終わりだ。」

「よく……頑張ったな。」


「はい。ありがとうございました。」

「そういえば、ここから出たら俺受験じゃん!!」

「ヤベー。オレナンニモヤッテナイ。」


「大丈夫だ。座学より実技の方が点が高い。」

「実技で満点を取れば余裕で合格だ。」


「なるほど。師匠は脳筋。っと」

「師匠が脳筋であることがわかりました。」


「締めるぞ?」


「冗談ですって………(死ぬかと思った。)」

「って、こんな時間じゃないですか!?」

「師匠。もう寝ますよ?お酒ばっか飲んでないで。」

「では、お先に。おやすみなさい。」


「おやすみ。」




自室では毎回、魔力操作の練習を、してる。

今では、意識しなくともできる。

これは、師匠が教えてくれた技だ。

師匠にはいろいろ教わった。

魔法に剣。礼儀から食事マナーまで。

この空間内で、一回も勝てたことがない。

いつもは、酒を浴びるほど飲んで、何一つ出来ない、体たらくだが。

まぁ、尊敬してる。

こんなふうに楽しい時間はすぐに終わるのだ。









テストって、難しい。

やっても地獄。

帰ってきてからも地獄ですよねぇ。

私、馬鹿なのかしら。

小説書いてるからかしら。

携帯持ってるからかしら。

あぁ。私は何をしているのかしら。


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