11,誕生日
それからは魔法とギフトの練習を続けた。
――――約四年後――――
明日で六歳になる。
ちゃんと喋れる。ちゃんと動ける。
自由にどこでも動き回れる。
四年間の魔法の成果はこんな感じだ。
詠唱が必要と思われているが、イメージがたいせつだ。イメージするだけなので、無詠唱だ。
そして五大属性「火」「水」「風」「光」「闇」を使えるようになった。
他には消失魔法に分類される「空間」「重力」「時」も少しだが使える。
ギフトは寝ていても使える。
だから、作っても消えることはなくなった。
そして現実を侵食することをイメージして、現実と幻の区別がつかない空間が作れるようになった。
あとは戦闘にどう役立てるかと本番で使えるかだ。
明日、六歳になる。
だが、今日誕生日パーティーをするそうだ。
みんなは隠しているつもりらしい。バレバレだ。
前世も含めれば二十二歳だからな。
転生していることも内緒だ。
バレてややこしくなるのは嫌だ。
そろそろパーティーがはじまるようだ。
姉のソニアが呼びにくる。
「グリムー!!ご飯だよー!!」
「一緒に手を洗いましょう。」
(子供のフリは大変だな。)
「うん!!」
(いつまで続くんだ?これ)
部屋に入るとみんな座っていた。
「遅いぞグリム。」
「腹減って死にそー。」
「父さん!!食っていい?」
「ダメだ。主役がまだだろ?」
「グリムー?席に座りなさい?」
「はい、お母さん。」
食卓にはいつもとは違う、とても豪華な食事が並んでいた。
明日は教会に行って魂の色をみるから忙しいそうだ。
だから今日パーティーをすることになった。
「明日が楽しみか?グリム。」
「はい!!とっても。」
素敵な一日だ。
と思ったが、心の痛みは増していく。
誕生日。
読者の皆さんは毎年ケーキを食べますか?
私は....まぁ。そこそこです。
甘ったるいものがそこまで好みではないのです。
誕生日の朝ってワクワクしませんか?
今年も頑張ろうって思いますよね。
ま、次の日は自堕落な生活に後戻りですが....
happy birthday.




