モンローは、頭がいい。 殿方は、「バカな女が好き」だと、 知り尽くしているの。 どうやったら頭が悪そうに見えるか、 演技している
幻冬舎から出版の「SAKIMORIの続編です。
旦那様は、フランスの企業の社長さん。
信じてもらえないかもしれないけど
ティファニーの前で声をかけられたの。
カポーティの小説「ティファニーで朝食を」
で、有名になったお店
娼婦と誤解されていたホリーをえがいた小説、
映画では、
一流宝石店ティファニーの
ショー・ウィンドウを見ながら、
朝食のクロワッサンを食べている
小説にはないシーン。
ホリーが
「いつの日か目覚めて、
ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、
このままの自分でいたいの」
と 言う。
「ティファニーで朝食」をするほど
ありえない夢
という意味じゃないかな
村上春樹氏は
「主人公が高級娼婦のようにみえ、
同性愛に対する表現が多いからだろう・・」と言っている。
誤解されてしまったようね。
作者カポーティの自伝では
アメリカ南部では不道徳で発禁本になっていると書かれている。
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旦那様が
「君! そっくりだな」
私が、マリリン・モンローに似ているって。
モンローは、私の鑑なの。
言っておきますがね。
モンローは、頭がいいのよ。
殿方は、「バカな女が好き」だと、
知り尽くしているの。
どうやったら頭が悪そうに見えるか、
演技しているのよ。
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幻冬舎から出版の「SAKIMORIの続編です。