2 錬成と戦闘
戦闘などが上手く描けなかったので変かもしれないです
視界が戻ってきた。辺りを見渡すと、どうやらここは山の中腹にある遺跡のようだ。下の方には森が広がっている。そのまま森を見ていると奥の方に街っぽいものが見えた。まあ、モンスターである自分では行ったところで殺されるのがオチなので行かないけど。チュートリアル受けられ無いのは、割り切るしか無いか。
とりあえず問題はなさそうかな?前やった奴と同じでリアルの身体の怪我や病気の影響は受けていないみたいだ。
「……武器を作ろっと。多分錬成で何とかなるのかな?えっとこうで良いのかな?『錬成』」
地面に手を当てとりあえず槍を想像しつつ唱える。すると地面が隆起し槍が出てくる。
「おお!?出来たけどなんか歪んでる?とりあえず鑑定かな?」
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歪んだ石の槍 品質 屑 レア度 F
錬成に失敗し歪んでしまった石の槍
素手で殴るよりマシ
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わーお、最低品質か。まー当然か、初めてだしね。何回か繰り返そう。
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『錬成』のレベルが上昇しました
『鑑定』のレベルが上昇しました
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とりあえずまともなのが作れるまでやった。錬成が3、鑑定が2まで上がった。それなりに疲れたがいい感じのが何本か出来た。
とりあえずまともな石の槍が5本と石の剣が5本だ。これ以上やろうとしても錬成が発動しなかったことを考えるとおそらく魔力切れというやつだろう。とりあえず槍を一本だけ残してあとはインベントリにしまっておこう。
それじゃあ武器も手に入ったし森の方に行こうかな?
ざっと見て回った時洞窟みたいな遺跡を見つけた。だけどなんかヤバそうだし、そもそも暗くて見えないし、と言うわけでいざ森へ。
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到着。とりあえず探索しようと森を歩き回っていると目の前にそこそこ大きい芋虫が。
「……きもい、とりあえず鑑定」
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種族 スモールシルクワーム Lv5
職業 なし
スキル
不明
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いたな。スキルは見えないのか。まあ、おそらく鑑定のレベル不足だろう。とりあえず持っている槍でを突き刺すか。一体しかいないっぽいし、走って勢いを付けて刺す。捻りながらやるのも忘れない。
グサと突き刺すと芋虫は数回痙攣した後動かなくなった。
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戦闘が終了しました
種族レベルが上昇しました1SP獲得しました
職業レベルが上昇しました1SP獲得しました
『鑑定』のレベルが上昇しました
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特に問題はなさそうかな?まあ、正直今のはとても戦いとは言えないレベルだったが。取り敢えず、不意打ちなら問題ないことがわかったし、色々試しながら繰り返すかな。
☆
身を屈めて周りを警戒しながら歩いていると今度は芋虫もといシルクワームが二体いた。まだこちらにには気づいていないらしい。
さて、ここで早速試していこう。まず『錬成』は指定した物からせり出すようにその指定した物で出来た物が出て来た。
これで思ったのが自分から離れた所も指定出来るのかということだ。結論から言えば魔力の消費量が増えるが自分がふれている物と遠距離で指定した物が同じ物かつ繋がっていれば可能らしい。
スキルは進化やカルマに影響が出るらしいけど多いに越したことはないと思うし、色々試そう。
とりあえず武器を持って走って飛んで分解して解析して敵を倒して地形を覚えて、結局日が沈みそうになるまでそんな感じに繰り返した。
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種族レベルが上昇しました3SP獲得しました
職業レベルが上昇しました3SP獲得しました
鑑定のレベルが上昇しました1SP獲得しました
錬成のレベルが上昇しました1SP獲得しました
解析のレベルが上昇しました
生物学のレベルが上昇しました
槍術を獲得しました
剣術を獲得しました
二刀流を獲得しました
武闘を獲得しました
索敵を獲得しました
隠密を獲得しました
忍び足を獲得しました
奇襲を獲得しました
加速を獲得しました
ジャンプを獲得しました
採取を獲得しました
マップを獲得しました
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ふぅ、いろいろ試した結果、結構色々なスキルが手に入ったな。とりあえず新しく手に入ったスキルの中ではマップが一番有用だと思う。頭の中で地図を作りながらやってたら手に入ったスキルだと思う。まだレベルが低いからか、平面で表示範囲も狭く、自分の位置もわからない。だが、覚えながら移動しなくていいのは楽でいい。
それじゃあSPも溜まったしスキルを習得しよう。とりあえず魔法だ。光と闇以外の属性魔法は、必要SPが1だからとりあえず基本属性を闇以外は習得しよう。
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火魔術を獲得しました
土魔術を獲得しました
水魔術を獲得しました
風魔術を獲得しました
無魔術を獲得しました
光魔術を獲得しました
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よし獲得できた。さて、それではさっそく
「『ファイアーボール』」
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あれ?何も起こらない?なんで?
「『ウォウターボール』『アースボール』『ウィンドボール』『マジックボール』『ライト』」
……………………
なんでなにも起こらないんだ?
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しばらく考えたが全く使えない理由がわからないのでとりあえず初期リスに帰ることにしよう。もう暗くなってきているしね。
しばらく歩いていると
「……あれは狼か?」
前方に狼?を発見とりあえず鑑定
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種族 グレーウルフ Lv5
職業 見習いシーフLv5
能力 悪食
不明
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相手の方がレベル高い。しかも職業持ち名前が無いからプレイヤーでは無いとは思うが…………
よしせっかくだから戦うことにしよう。格上との戦闘は大事だからね。『隠密』と『忍び足』で近づいて……一に『加速』そして『ジャンプ』二刀の剣で斬りかかる。
「[ダブルスマッシュ]」
「ギャン!」
[ダブルスマッシュ]は二刀流のスキルのレベル1で覚えられる武技だ効果は名前の通り、二回切りつける技だ。
加速とジャンプと奇襲で威力が上がったダブルスマッシュを当てたからかなりのダメージだと思うんだが………
「ヴヴーーー」
やっぱりまだ生きていたか。まあ明らかにさっきまで倒してた芋虫とは違うからわかってたけど、劣化とも小さいとも入ってなかったし。とりあえず『思考加速』を使って隙が出来るまで回避し続けるかな。
おおやっぱり思考加速は凄いな。相手がゆっくり動いているように見える。これなら私でも避けられるだろう。
「ヴァーー!」
噛み付いてきたから回避して斬りかかる。これを繰り返す。まあまだ序盤の敵だから動きが単調で避けやすい。
何回か攻撃をくらいそうになったが回避して切るを繰り返していると狼が動かなくなった。
「……倒せたか、そこそこ強かっキャ!」
周りを確認すると狼が一体いた後ろから体当たりされてそのまま吹っ飛ばされたみたいだ。打撃脆弱のせいかすごく痛い。多分、体力もあんまり無い。とりあえず起き上がるまでの時間稼ぎで持っていた剣を一本投げると狼に回避されたが、その隙に立ち上がることができた。
「『錬成』」
錬成使用し狼の下から槍を作り出す。これは錬成のレベルが上がって覚えた範囲錬成で発動している。多分消費魔力が通常の錬成より高い気がする。
一応狼にあたったが大したダメージになってないように思える、もしかしてさっきの狼とは違うのか?というわけで『鑑定』。
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種族 グレーウルフLv6
職業 見習い戦士Lv6
能力 体当たり
爪術
不明
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思いっきり戦闘職だよ。さっきのやつよりレベルが高いしシーフみたいな偵察職じゃなくて、早く倒さないとさっきみたいにこいつらの仲間が来てしまう。とりあえずインベントリから槍を取り出しつつ錬成の準備をする時間差をつけて、投げたのを避けたところで錬成を発動し体制を崩させる。そして『加速』で一気に近づいて狼を蹴り上げ思いっきり上から下に向けて頭を殴りつける。すると狼の頭の上に星が周り始めた『鑑定』してみると『気絶(5)』と書かれていた。急いで近づいて剣を振り下ろし狼の首を跳ねる。
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戦闘が終了しました
種族レベルが上昇しました1SP獲得しました
職業レベルが上昇しました1SP獲得しました
剣術のレベルが上昇しました
二刀流のレベルが上昇しました
武闘のレベルが上昇しました
錬成のレベルが上昇しました
思考加速のレベルが上昇しました
隠密のレベルが上昇しました
忍び足のレベルが上昇しました
奇襲のレベルが上昇しました
加速のレベルが上昇しました
鑑定のレベルが上昇しました
解析のレベルが上昇しました
生物学のレベルが上昇しました
ジャンプのレベルが上昇しました
投擲を習得しました
回避を習得しました
見切りを習得しました
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ふぅ、なんとかなった。結構危なかった。こんどは油断せずに周囲を警戒しつつ狼の死体を回収し遺跡に帰る。
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索敵のレベルが上昇しました
ジャンプのレベルが上昇しました
加速のレベルが上昇しました
暗視を獲得しました
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帰ってこれた。もう暗いしこれ以上やると明日に響きそうだから今日はもうログアウトするか。遺跡にはモンスターいないみたいだし。
遺跡の壁のそばに座りログアウトした。
主人公
性別 女
名前 峰津院 九十九 / マキナ
種族 劣化魔機械 Lv5
職業 見習い錬成士 Lv5
能力
具現化Lv0
状態異常無効Lv-
衝撃脆弱Lv5
錬成Lv6
錬金Lv0
思考加速Lv3
魔方陣Lv0
解析Lv4
鑑定Lv6
生物学Lv4
槍術Lv1
剣術Lv4
二刀流Lv2
投擲Lv1
格闘Lv2
隠密Lv2
忍び足Lv2
索敵Lv3
奇襲Lv2
採取Lv1
加速Lv3
ジャンプLv2
回避Lv3
見切りLv3
マップLv3
暗視Lv1
火魔術Lv0
土魔術Lv0
水魔術Lv0
風魔術Lv0
無魔術Lv0
光魔術Lv0
称号
なし
SP2