13話 懐かしい声
一部合流しました
しらゆきからの声が聞こえて、俺は驚いていた、なにがあったのだろう。
(転移魔法陣で獣王都に来ているんです・・・ヨウコさんも一緒です。)
手紙にあったとおり来てくれたんだね。
(わかった、もうすぐしたら戻る。)
俺は今魔獣討伐に出ていてもうすぐ終るであろう事を伝えておいた。
しらゆきはヨウコの護衛役だろう。
(しらゆきが来たんですね。)
あたごもしらゆきに気がついたようだ。
(はつゆきたちは向こうから離れられないからな。)
(こちら、ちょうかい、森の最深部で指揮を執っていた魔獣を発見、
捕獲しました、後、森の魔獣はすべて駆逐に成功、帰還します。)
俺は、他のみんなにこの報告を伝えるのであった。
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帰還したちょうかいたちが連れてきたのは、魔獣というよりは、
見かけ人間にも見える者であった。
「魔獣には見えんな・・・」
獣王の言葉に皆うなずく、麻痺系の魔力弾をCIWSで浴びせたので
しばらくは眼を覚まさないが、起きると何が起こるか
わからないので、拘束するのに工夫が必要である。
「こいつは、魔獣に指示を出していて、言葉を解するようです。」
ちょうかいが説明する、
「見た目女の子ですよね。」
テレーゼが言う、たしかに耳が尖って角が生えてなかったら
判らないかも知れん。
だが、こいつは・・・
「どうしたんです?顔色が悪いですよ?」
なんでもないと、誤魔化した。
「王都に連れ帰り尋問しましょうぞ。」
キツネ将軍は意気込んでるが、危険は大きい。
「とりあえず、後は軍に任せて引き上げましょう。」
俺は王都に連合軍の特使としてヨウコが来ていることを告げるのであった。
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ルルリアンの人たちに別れを告げて俺たちは獣王都に帰還した。
行きは飛行機を使ったが、帰りは転移魔法で帰った。
艦隊は一度収容しているので15人くらいなら何の問題もない。
捕まえた魔人?は拘束して王都の軍の施設に入れて尋問することになっている。
王宮に戻るとヨウコとしらゆきが待っていた。
「正人さんですよね?ほんとに変身してるんですね、なんかワイルドですね。」
いずもと同じ事を言われてしまった。
ヨウコの方は赤くなってプルプルと震えている、なんか怒ってるの?
「も・ふ・も・ふ の け・も・み・み」だ。
そっちかよ!
そのあと鼻息荒く突進してくるヨウコからしらゆきに
抑えてもらうまで逃げ回るのだった。
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「けち、もふもふさせてくれたって減るもんじゃなし。」
ヨウコがまだ言っている、そういう問題ではない。
俺たちは今城内の軍の施設に向かっている、
生け捕りにした魔人?の尋問をするのに立ち会うためだ。
すでにその場には獣王やキツネ将軍たちが来ていた。
「久しいなヨウコ殿」
「獣王殿もお元気そうで。」
「いやいや、公開模擬戦闘でそこのグリーゼに敗れての、
獣王の座を奴に譲ろうと思ってるのじゃが。」
それを聞くと、ヨウコはこちらに擬音が付いてくるような
顔の回し方をした、器用だなと思ってると。
(やりすぎてんじゃないわよ!)と怒られた。
酷い、こちらは嵌られただけなのに。
軍施設は特殊な魔法結界が展開されており、王宮や王都の市街地に
影響が出ないようにしているようだ。
捕まえた少女にしか見えない者は手足を拘束されており、
魔法など使えないように特殊な対魔法アイテムが
使われている首輪を付けられている。
ヨウコはこの魔獣を使役していた者を見て首を傾げた。
(知ってる種族じゃないのか?)
(私が作った種族ではない・・・)
ということは、突然変異で生まれたものかあるいは・・・
「うっうーんっ」
眼を覚ましたようだ。
紅い眼で周囲をボーっとしてみていたが、
声を掛けられてその眼光を鋭くした。
「聞こえているか?聞こえていれば答えよ。」
キツネ将軍が尋問を始める、まずは言葉が通じるか試しているようだ。
だが、にらみつけるばかりで口を開こうとしない、
将軍が再度声を掛けようとしたところで、
俺は前に進み出て少女に見える者の正面に立った。
「グリーゼ?」
将軍始め、獣王やヨウコたちも不審な顔をする。
目の前に立った俺を見ていた少女の表情が次第に驚愕の顔に変わっていく、
「そ・んなバカなお前は・・・」
喘ぐように少女がつぶやく。
「やはり、お前だったか、久しぶりと言うべきかな?」
俺は傍から見れば殺気を振りまきながらにやりと笑っているように見えるだろう。
「お前が・・・生きてるはずなんて・・・そんな」
かなり混乱しているようだな。
「そうだな、お前は俺を殺したんだからな、あの日里を襲った日に。」
少し、展開がヘビーになるかも。
誤字・脱字などありましたらお知らせください。
次回投稿は6月10日18時予定です




