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2話 魔法の練習

タイトルに魔法少女と出てるのに出てきてない・・・

もちろん出ますよ、はい。

  あれから1週間 時間が空いているときには魔法の練習にいそしんでいる。

風を巻き起こし渦巻きを作る、落ち葉が巻き込まれてくるくる回る。

某忍者漫画の主人公みたいだ、これで木の葉に火魔法で火をつけたら火炎木の葉の術とか、

麻痺させる薬をまいたらおもしろいかもな。


でもいくらイメージしても渦の回転速度は一定以上上がらない、

「ウインドカッター」みたいな魔法が使えないのだ。

それは他の属性でも同じで、使えるのは威力の弱いものばかりである、

魔法力が少ないわけでもない、初級魔法をほぼ半日使い続けても、同時に3つ以上発動しても

魔力が枯渇しないのだ。


光弾もコントロール自体は完全に出来るようになったが威力は初級のままである、

複数の光弾を発射してゴーストの群れを駆逐は出来るがそれだけである。


「講座」に載ってる中級魔法も試してみたが、発動しないことがほとんどであった、

なんでだろう、レベル的なものなのかそれとも何か呪いでもかかっているのか。

ステータスが見えないのもそのせいかもしれない。


「ハァァーーーーー、」



俺はキャンパスの喫茶のそばのベンチで黄昏ていた。

最初は順調だったのに躓いてしまった。

「講座にもこんなこと載ってなかったな・・・」


携帯端末を操作しながらもう一度おさらいしてみているのだが、

このような状況になった場合のやりようについては載ってないようだ。

もっとも自分の才能ではここまでなのかも知れないが・・・


画面をいじくっているとふと一番下にある「フォーラム」を覗いてないことに気がついた。

ここになにか書かれてるかも知れない、同じ悩みを持ったものがいるかも知れないのだ。

最後の望みとばかりにそこをクリックするのであった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ノゾクンジャナカッタ・・・」

俺の率直な気持ちはその言葉に集約される。

酷いものだ。


そこに書かれてるのは、欲望のだだ漏れ、その一言にすぎない。


「女の子の服が透けて見える魔法教えて!」とか、

「不自然でないパンチラを演出する風の操り方」とか、

「触手の魔法でアンナコトやコンナコト(ご想像にお任せします)したいから教えろや」

「ハーレム作りたいから魅了の魔法(幼女に限る)おしえろ」とか

その先は語りたくないくらいの犯罪的行為の羅列である。

錬金魔法で金塊やダイヤ作りたいなんてかわいいくらいである。



それに対する回答や返信も酷いもので、その中にこの講座を作った主らしきものの返信が、

「氏んで下さい」と書かれていたがまあ当然な反応だろう。


と、まあみているうちにある書き込みが目に入った、

「使い魔を使役したいがどうすればいいですか?」というものだ、

おおっ!なにかごみの山の中から少額だがお金を見つけたような気持ちだ・・・

使い魔・・・あの世界的に有名になった魔法使いが映画の中で使役してたのはフクロウだったっけ、

魔女なんかも黒猫かモンスターか知らないが使役してるしな、

魔法使いとは言えないが、この国の陰陽師も式神なんかを使ってる話があるし、

いいかもしんない。


主もまともそうな書き込みにうれしかったのか「使い魔についてはここをクリックして参考にしてね☆」

なんて返事してるし、ほんとにうれしかったんだね。

ということで、俺も見てみるか!とクリックする。

ちなみにそのあとのやり取りが「使い魔作って何するの?」

「ケモ耳少女を作ってあんなこと(省略)」

主「爆発しろ!いや○ルス!!」とかになってて酷いのはスルーしたけど。


早速召喚魔法の解説に目を通すのであった。




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