四章 エピローグ
体調不良ではかどりません、ゆっくりと進めていきます。
「転移反応あり、魔力残滓から{断罪のマラク}と断定!」
報告を受け主は微笑んだ。
「やっと来たか、見張っていた甲斐があったな。」
「彼女と一緒に彼らもいるのでしょうか?」
副官が尋ねる。
「恐らくはね、来ないわけが無いよ。」
「では!直ちに攻撃を、もう一撃ならば出来ますぞ!」
{星}を差配している将軍が勢いずく。
「いや、それは止めておこう、なんだかね、興が乗らないからね、
どうせ此方に来るんだよ、その時に盛大に歓迎してやろうじゃないか。」
主がそう言うと頷く副官。
「承知いたしました、歓迎の準備をして待っております。」
「頼みましたよ。」
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「マラクが来たようだね。」
「もうすぐ此方に来ると連絡がありました。」
神域の深部で指揮を執る上級神筆頭と筆頭従者。
「{絶対障壁}が破られた時はどうしようかと思いましたが・・・」
「まあ、手の内は知られているからね、なにかしてくるとは思ったけど。」
そう言って{星}を見上げる。
「もう一発ここに打ち込めば終るのに撃ってこない、やはりね。」
「この下の為ですか?」
「まあ態のいい{人質}かな?まあ乗り込んでくるようだけどね。」
上空には降下してくる{使徒}達が見える。
「迎撃の指示を頼む。」
「了解しました。」
筆頭従者が指示を出しに出て行くと、彼はため息をつきつつ一人ごちる。
「さてお互いに手札は切った、あとは隠し玉しだいかな?」
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