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13話 日本魔法協会

月影さんは最終破壊兵器彼女?



 善は急げということなのか、上京する事になった。

SH60にみんなで乗り合わせて行くことにする。

魔力が切れなければ航続距離?なんですか?それは?というすばらしい乗り物だ。

オリジナルより非常に静かだし。


途中でしらゆきの要望で寄り道をする。

場所はとある霊園である。

しらゆきが前世で最後を迎えたときに部隊の指揮を執っていた指揮官のお墓だ。

「提督、しばらくぶりです、生きておられるうちにお会いできればうれしかったのに・・・」

線香を手向け手を合わせる。


しらゆきがしたかったことがこのお墓まいりだったと知った。

「最後まで守れなくてごめんなさい、ずっと心残りで。」

目を潤ませている。


その指揮官は自分が機銃掃射で重傷を負ったのに兵隊が指揮官負傷を知って不安になるのを

思って、報告をやめさせたという。

やがて力尽きたしらゆきから退艦させられて、提督としらゆきは永遠の別れとなった。

しらゆきが転生したときにはすでに亡くなられた後だったようだ。


「見ていてください、今度は絶対に守って見せます。」


そう言って立ち上がると、俺の方を向いて、決意のまなざしでこう言った。


「私はあなたの剣にして盾、あなたを必ず守ってみせる。」


そしてはつゆきに向かい頷く、はつゆきも答える。


「共に守る、正人を守る、それが私たちの存在意義。」


「わ、私だって!」


あちゃー亜由美まで参戦したよ!


「いい話だねぇー」


月影さん・・・ハンカチで涙をぬぐうふりはやめてください。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


そんなこんなで、

途中まではたしかにいい話だったような気がするのだが、

最後に微妙になってしまった。


そして、ついに到着した。


「ここに本部があるのよ、驚いた?」


はい、驚きました、まさかこんな場所にあろうとは・・・

秋葉原の通りに面したビルですか。


無言になった俺たちに月影さんが追い討ちをかける。


「木を隠すならなんとやらと言うでしよぅ、ここだったら変身しててもただの{レイヤー}さんだと勝手に勘違いしてくれるしぃ。」


いや・・・別にいいです、なんかすごく残念な気がするんですけど。

気を取り直して見るとビルの入り口にはそっけないと表現するしかないような看板がかかっていた、{公益法人 日本魔法協会}となっている。


(こういうとこだけお役所っぽいなあ)


と、思いつつビルの中に入って突き当たりのエレベータで最上階へ。

着いた先にはドアがあり、ドアにはプレートがついていた。


{協会会長室}


月影さんはさっさと進んでドアをノックもせずに「がちゃり」と開けて。


「会長ー居るぅー?」と、


友達の部屋に入るような感じで入った。


亜由美も流石に顔を引きつらせている。


そして迎えてくれたのは・・・


「お帰りぃー、お疲れさーん」


なんとも気が抜けるような返事であった。



なんか、月影のキャラのせいでいろいろ残念なことに・・・

彼女の最終破壊兵器は伊達ではないようです。


誤字・脱字などありましたらお知らせください。


次回の投稿は 連続して13日19時に投稿予定です

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