12話 月影
修羅場になるんでしょうか?
11/12 修正しました
しばらくしてはつゆきたちが帰ってきた、
亜由美は2人をみて「ほんとにそっくり・・・」と言ってたが、見れば違いなんてすぐ判るんだが。
「そんなの判るのは正人さんだけです。」
と、亜由美に言われてしまい、なぜに名前で呼ばれてるんだ俺?
なんてことを突っ込もうとするとはつゆきがそこに爆弾を落とす。
「正人は私のすべてを知ってる、だからしらゆきとの区別が付く。」
キター!それは破壊力抜群ですよ、亜由美もなぜかしらゆきまで固まってます。
「正・人・さ・ん・」
亜由美さんの後ろからなにか黒いオーラのようなものが!
漫画みたいでわかりやすい!いや、怖いです。
「説明してくださる?」
はい、・・・ ・・・しっかりと説明させていただきました。
「リア充生活してたんですね。」
亜由美がジト目で見る、なぜか隣のしらゆきまで俺を見る、なぜ?
はつゆき・・・さりげなく視線を窓の外に向けないように。
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「でこれからどうするかということだけど・・・」
先ほどの2人の怒涛の攻勢の前に俺のHPは相当に削られたみたいだ。
少し疲れが・・・
「とりあえずだけど組織に顔出ししてみようと思うんだけど。」
「そういや、組織なんて名前なんだ?」
「日本魔法協会です。」
「政府の外郭団体ぽい名前だねえ。」
「しょうがないんじゃないかねぇ。」
知らない声だ、どこから?
亜由美の影から声がする。
「アミィ無事だったんだねぇ、良かったぁ。」
「月影さん!」
どうやら、亜由美のお仲間らしい。
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「どうもぉ、アミィがお世話になりましてぇ、しかもベヒモスまで倒してもらってありがとうございますぅ。」
10分後、俺の部屋には新たな人物が加わっていた。
格好はまるで忍者のような出で立ちといって良いのか?
ただし、テンプレ忍者のように黒装束に鎖帷子、背中に刀ではなく、
柿渋色の上下に表が迷彩、裏がオリーブ色のローブを付けていた。
長い黒髪をポニテにしている、背は170近くあるかな?
魔法少女としてのコードネームは「月影」で
本名は影山美月だそうである。
基本諜報や偵察が任務のようだ。
「本部から急行するように言われて来てみればすでに
ベヒモスは倒されてぇ、アミィは行方不明だしぃ、
あわてましたわぁ、そうしたらアミィの魔力反応があったんでたどってきたんですぅ。」
流石です、ランクBは伊達ではない。
で、まあみんなでお茶をしてるワケだが、
改めてこれからについて話をする。
「組織としてはぁ、プラチナのしでかしたことは遺憾に思ってますぅ。」
「魔法使いの方は貴重な人材なので優遇しますぅ。」
「強制はしませんが是非とも加入していただきたいんですぅ。」
なんか、就活みたいになってきた。
(月影さんはこれが変身状態なの?)
(違うわ、これが普通の服装よ)
亜由美が変身すると髪の色まで変わるから、月影もすごく変わるのだろう、
だが・・・
(最早、あの胸だけは変わりようは無いだろうな)
アレは危険だ・・・
俺は目を向けまいとしているのだが、視界に入るそれをそらすのは無理であった。
(最終破壊兵器だ!)
激しく主張する彼女の胸部装甲に他の3人も目のやり場に困ってるようだった。
3人とも十分主張しているのだが、彼女の前では満月に抗う一等星といったところか。
((正人のスケベ!))
パスでハモらないで下さい・・・
亜由美 「スケベ・・」
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次回は5月13日 18時の予定です