三章 エピローグ
4章までにいくつか閑話をはさみます
ウエルネスト・改より遠く離れたどこか
『お久しぶり~元気してたかい?』
『相変わらずですねえ。』
親しげな会話をしているのは正人とヨウコの師匠である上級神筆頭と、
友人でもある上級神である、彼は師匠の発言にはなれているのか些かの動揺も見られない。
『定例総会の案内状は届いてるかい?』
『ええ、受け取ってます、もちろん参加しますよ!』
『ああ、楽しみにしてるよ。』
『そういえば、この間の臨時会での件はどうでしたか?』
『うん、何とか一つは{融合}でもとに戻ったし。もう一つも何とかなりそうだ。』
『良かったじゃないですか、資格停止になった御弟子さんは復帰させましたか?』
『いやーまだまだ、もう少し反省してもらわないと。』
そういえば、筆頭従者からの報告で、現状楽しそうにしているとのことで、
反省してるのかわかんないなあの馬鹿弟子はと思っていたが、
顔には出さずにこやかに答える。
『あいかわらず弟子思いですねえ。』
『ははは、お恥ずかしい』
『そういえば、南のがずいぶんと息巻いてましてね、
{ダーク・コロッセオ}の解決もまだなのにといってたそうなんで、
結構荒れるかも知れないですね。』
『うへえ、勘弁してよ~』
『では、あちらでまた!』
『うん、楽しみにしてるよ』
通信が終わって石版の画面が消える。
『今回はほんとにね、荒れるだろうねえ。』
そう言って配下の者たちに指示を出すために部屋を出て行くのであった。
ここまで読んでいただいて有難うございます。
誤字・脱字などありましたらお知らせください。
感想や評価などあれば今後の励みになります
よろしくお願いします。