表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
124/221

27話 二正面の戦い

主人公視点ではありません

 ルーギシトが討たれた。

残りの二人にとってはまさに衝撃であったようだ。


「馬鹿な!こんな辺境世界でやつがやられるなんて!」


「はわわぁ、そんなのありかよお。」


主人である彼が居なくなってもドラゴンは存在したが、命令者がいないので、

でんでバラバラで他の者たちに討たれていく。


(次は地上だ。)


(了解!)


地上の敵に向けて発射する、たちまちのうちに数百の巨人や、ヒュドラが倒されていく。


(このまま押して魔族を倒すぞ。)


そういった矢先、パスで連絡が入る。


(こちら、きりしま、ルアンの王都に魔族が襲来しました、ただいま戦闘中、

・・・状況不利、救援願います。)


「なんだって!」


正人は五傑が三人しか居なかったので、気になっていたがまさかいきなり王都を

襲われるとは思わなかったのであわてていた。


(正人、すぐにルアンに戻れ!王女を守るんだ、王女が討たれればすべてが終わる。)


ヨウコが真剣な意見を述べてきた。


(だが、こちらは?)


(わたしとあたごがいる、それに皆も!)


答えたのはしらゆきだった。


(はつゆきも行って、正人を頼んだよ!)


(わかった、正人はわたしが守る。)


そこに、正人が短転移でやってきた。


「むらさめ隊集結!ルアン王都に向かう、俺に続け。」


(((((((了解)))))))


「後は頼んだ!」

正人が皆と転移していく。


残った皆は、正人の攻撃ですでにかなりやられている敵に対して攻勢に出る。


残った二人は絶対絶命か思われたが。


「このようなことではやられん!」


「あたいらをなめんじゃないよ!」


{合体魔法!}


そして魔法を発動させる、すると巨人が数人集まって一人の超大型巨人に変身した。


さらにヒュドラが合体し、一八本の頭をもつ巨大ヒュドラになってしまった。


超大型巨人は手に持っていた槍を投擲した、

槍は量産型ゴーレムの部隊の方に飛んで行きそこに居たゴーレムたちは吹き飛んだ。


巨大ヒュドラもなかなか凶悪だ、攻撃を防壁で防ぎ増えた頭がブレスを吐く、

その威力は防壁を張っていたまきなみを直撃し、

防壁を簡単に貫かれたまきなみは兵装を吹き飛ばされてしまった。


「まきなみ!」 仲間が駆け寄ったがまきなみは意識を失っている、

そのまま戦線から下げられた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ルアン王都


時間はさかのぼり鉄鋼王国で戦闘が始まった頃。


警報を受けて警戒態勢を強化していたところに「敵」が現れた。


それも、いきなり王都郊外にである、

転移もなしにそこに急に現れた敵に王国軍は混乱した。


実は警戒態勢強化に伴い転移阻害の魔道具を王都中心に作動させており、

簡単には転移ができないのである。


もちろん阻害の魔力を上回る力を行使すればできなくも無いが、

その過程での抵抗で転移が行われたことがわかるようになっていて、

阻害と索敵の二段がまえのできるようになっていた。


それの反応無しの唐突な出現に驚いていたのだ。


だがすぐに迎撃体制を整える。


王都に戻っていた若林と木ノ花はただちに王女の元に行く。


「我々は出撃します。」


「篭城したほうが良いのでは?」

「残念ながら、王都の護りはコリントよりも強くないので。」


「そうですね、元々そのような作りでは無いのでした。」


ルアン王都は元々それのみで防衛するのではなく周りの要塞や街道を押さえる

関所などで敵の侵入を防ぐようになっており、

その中にいきなり入ってこられては手の打ちようが無いのだ。


「王女様は内宮の地下へ避難してください。」


そういって彼らは王都の北正門までやって来た。


「きりしま、敵の数は?」


「それが、二人です。」


「二人?それだけか?」


「はい、ですがものすごい魔力と威圧プレッシャーを感じます。」


「なるほど、警戒網もその魔力に気がついたんだな。」


「どうします?」


「もちろん迎撃するしかあるまい、王国軍は城壁内で待機、

我々が迎撃任務に就く。」


「了解!全艦集結、陣形を整えて出撃します。」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ルアンにやって来た二人の{五傑}は王都が直接見えるとこまで来て、

あちらの部隊が出撃するのを確認した。


「ほほう、アレが勇者の部隊のようでござるな。」


ゴザル言葉の男はロフス=グルガンといいその姿は「鬼」と表現したほうが良いだろう。


二本の角が頭に生えており金属製の鎧を着けている、

腰には極太の剣を吊っておりそれをすらりを抜くと軽々と振り回し

剣を天に向ける。


「そろそろ呼び出す頃合のなのじゃ、手抜きはなしなのじゃ」


のじゃの方は見かけは少女というよりは幼女に近い体型をしている。

防御力を疑うような貫頭衣に朱色の帯をしておりそれがやけに目立つ。


そして両手を天に掲げる。


「「呼び出すは、異界の門、開かれるは災いの種、ここに召喚す、来たれこの地に!」」


同時に唱えた呪文が終わると、直上に巨大な魔法陣が二つ現れ、

それは空中を移動して彼らから離れた前の地面に降りた。

そしてそこで光が溢れそこから現れたのは・・・



ここまで読んでいただいて有難うございます。


誤字・脱字などありましたらお知らせください。



感想評価等もよろしくお願いします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ