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8話 アミィ

2人目の魔法少女は後輩!

「 篁先輩、あなたに聞きたいことがあります、おとなしくしていただけますか?」


話し方もずいぶん変わってる、ずいぶんはきはきとしゃべるなあ、

性格も変わってるの?


「古村・・・(アミィです!)」この状態では本名は禁止ワードなのね。


「何を聞きたいのか知らないが、答えられるものなら答えよう、

こっちもいろいろ聞きたいしな。」


「まず、聞きたいのはあの時あそこにいたのは先輩なんですか?」


「あの時とは?」


「H市でプラチナさんが戦った相手です、先輩なんですか?」


「覚えがないな・・・」


「本当ですか?」


「ああ、そもそも一般人の俺がどうやって戦うって言うんだ?

それよりアミィって名乗ってるけどどういうことだ?」


「それは・・・今は言えません、今はです。」


「ふーん、何で俺のこと疑ったんだ?」


「先輩から魔力が漏れてるからです、魔法使いかと思うほどに。」


「へーそうなんだ知らなかったよ。」


といいつつ冷や汗が流れる、確か魔力は抑える訓練もしており

はつゆきもこれなら気が付かないだろうと言ってたくらいなのに。


「そうなると、先輩は魔法使いになる素質があるということですね。」


そう言うアミィの顔はこちらを見つつ少しほほを紅潮させていた。


「そうなるのか?」


わざと知らぬふりをして返事をする。


「だったら是非私と魔法の練習をしませんか?きっと役に立ちますよ!」


「まあ、それは時間のあるときに教えてもらおう。

古・・・アミィはどんな魔法が使えるんだ?」


するとアミィはぴくっとしてこちらを見た、今度はなんだ?


「それは秘密なの・・・仲間になるなら教えますけど。」


(秘密組織ってやつ?なんかきな臭いなあ。)


じつは、あの後彼女たちの組織について調べようとしたのだが判らなかったのだ。

街中で暴れても警察が動かず逆に犯罪者を捕まえている。

間違いなくバックに国が関与している。

ネットには全国でひそかにだが複数の「魔法少女」たちが活動していることが載っていた。


はつゆきも自分がつながっているネットワークで調べようと言ってくれていたがそれはやめさせていたのだ。


下手に探りを入れてこちらの存在がばれるのが怖いからだ。

一応、見つかった場合の対応策は話していたがまさか後輩がその組織に関与してたとは。


「仲間にね?魔法使いで何をするのか、それも教えてくれないのか?」


「すいません、その辺も言えないんです、

でも世のため人のためになることです。

きっと先輩にも賛同していただけると思います。」


「なるほど、じゃあさっきの場所にいたのも仕事でいたのか?」


「はい、あそこに魔法を行使した反応があったんで調べていたんです、

そこに素養のある先輩が来たから、そうなのかと思いまして」


やばいやばい、気をつけねば。


「でも、そんなの良くわかるな、俺自身何にも感じないが?」


しれっとうそをつくが、アミィは気が付かないようだ、

でもあの場所から魔法が行使された跡なんて

ほんとに判んないんだけどな、実は相当な能力者なのかもしれない。


「私は探知が得意なんです。」


少し得意げに言うが、でも自分の能力ばらしちゃってるよ、いいのかな?


(正人、大丈夫?)はつゆきが心配してくる。


(いまのところは大丈夫。)


実は、「式神」との間のパスをアミィが変身したときにつないでいたので、ここまでの流れははつゆきにも

伝わっている、パスをつないでからこちらに戻ろうとしている。


(探知能力が高いらしいから見つからないようにな)


(わかった)


どの辺りまで探知できるかわからないが魔素の濃度の高いこの街で微量な魔力を感知できるのだ。

用心に越したことはない。


「先輩?」


物思いにふけってるように思われたのだろう声をかけられた。


「ああ、すまんその魔法の練習なんだが・・・」


返事をする途中周りの風景が揺れた、


「地震?」


そして感じる膨大な力


「魔力が噴出してる!」


そして、そいつが現れた。


誤字・脱字などありましたらお知らせください。


次回は主人公戦います。


次回投稿は5月9日18時予定です

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