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21話 鉄鋼王国へ

お待たせしました、結構書くペースが落ちております。


何とかペースを落とさぬようにがんばります。


タイトル変更候補を活動報告に挙げております、

ご意見ありましたら、感想欄かコメントにお願いします。


気絶した公王に治癒魔法をかける、リイナが心配そうに見つめる前で、

ブルッと体を震わせて公王は目覚めた。


「おじ様、大丈夫ですか?」


「ああ、なんか美しいお花畑が見えたよ・・・」


逝きかけたのか・・・危なかったな。


「ほんとに大丈夫ですか?それとどうでした?マサト様の方は?」


「リイナ・・・いい男を見つけたな、絶対に離すんじゃないぞ!」


ちょ!何言ってんだよ!


「わかりました!絶対に逃がしません!」


そう言ってリイナは俺を見て、ペロリと舌なめずりした。

肉食獣が目覚めた感覚が伝わってくる、公王ェ


それはともかく早めに鉄鋼王国へ行かねばならない。



 ミリシャは鉄鋼王国と森林神聖同盟の境にある国だが、

両国の首都との距離はかなり違う、

森王国側はオスプレイで二時間の距離であるが鉄鋼王国側は、

その約十倍は距離がある。

そのため二十時間はみなければなるまい。

時間が惜しいので転移魔法で行きたいが、

この公国から首都に直接いける魔法陣がないのだ。


そこで、ある実験をすることにした。


魔力浮遊板に乗って高度を保ち、端末のマップを開く、

鉄鋼王国首都を呼び出し、座標を確認して、転移魔法を発動させる。


瞬間で周りの風景が変わり俺は別の場所に転移した。

少し離れた眼下に都市が見える。


「あれが鉄鋼王国首都シューパロだな。」


マップで確認して地上に降りる、街道沿いの草原のようだ。

そして、帰還リターンをかける。


みんなの待っている場所に戻ってきた。


「実験は成功だ、マップを使っての転移が可能になったよ。」


「え?ほんとにできるようになったの?」


美奈がびっくりしたという感じで聞いてきた。


「まあコリントの時もできたから多分大丈夫だと思ったけどな。」


あの時ははつゆきの送ってきた座標データを元に転移したのだが、

マップの座標でもいけると思ったんだ。


「じゃあ、早速だが向かうとしよう、敵が来る前にアレは確保しておきたいしね。」


ヨウコは早く行きたくてたまらないらしい。


公王に挨拶もそこそこに出発となった。


王はリイナになにやら話をしている。


「・・・ともかく既成事実があればどうにでもなるからな、がんばって誑かすんだぞ。」


「にゃ、わかりましたおじ様。」


おい・・・何はなしてるんだ。


頭が痛くなりそうなのでスルーしよう。


ともかく転移だ。


手を振りながら別れを惜しみ公国を後にした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


数十分後、俺たちは首都シューパロに着いていた。


事前に通信しておいたので、王宮に向かう。


王宮に着くと早速王の下に連れて行かれた。


「いつぞやぶりだな、女神に勇者たちよ、

このたびは魔将を倒してくれて礼をいうぞ、

こちらで操られていたものは失われては困る人材でな、非常に助かった。」


かなりのVIPだったらしいな。


「早速なのだがあの装置を引き取りにきたのだ、連絡していた通り、

神の干渉でまた援軍が来るのでそれまでにかたずけたいのだ、

それとあのプロジェクトの方も。」


ヨウコは早速本題に入る。


「プロジェクト?」


亜由美たちは初耳だったか、あのとんでもない計画はここで進行中なのだ。


「プロジェクトVならほぼ完成したと連絡があったがな。」


「なんか・・・いやな予感のするネーミングですね。」

亜由美と美奈は不吉な予感がするらしい、テレーゼたち獣王国組は何かわからないようだ。


「どちらも、王都郊外のテスト場に持って行っておるよ。」


「では!早速行こう!」


急にテンションが上がり、鼻歌まで歌って駆け出すヨウコにみんなあっけにとられている。


俺は知ってるだけに何も言えない。


まあ、壮大な無駄にならないことを祈って、テスト場に向かうのであった。



ここまで読んでいただいて有難うございます。


誤字・脱字などありましたらお知らせください。



感想評価等もよろしくお願いします。



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