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閑話6 王宮メイドは見た! 二

ネタで書き始めた割りにはまってしまいました、

もう少しお付き合いください。


主人公視点ではありません。

 あの日から何日が過ぎたでしょう・・・

マサト様からの連絡は毎日決まった時間に送られてきます、

精霊のはつゆきさんの元に毎日です。


マサト様ははつゆきさんたち精霊を召還して戦う魔法使いの方だと聞きました。

しらゆきさんや、ひゅうがさんたちもそうだと聞いて驚きました。


見かけ私たちと変わらない姿をしてるんですから、

どれだけすごい魔法使いの方なんでしょうか?


転移で飛ばされた先が獣王国のテレーゼ姉さまの里だと聞いて驚きました。

ものすごく遠いところだからです、

私の出身地の何倍も遠くなのですから。


はつゆきさんたちとマサトさまとは、

特別な繋がりがあってお互いに連絡が取り合えるのですが、

余りに遠いので今はマサト様からだけ連絡がとれるのだとか。


そして、毎日送られてくる情報に私たちは一喜一憂するのでした。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


姉さまの里が魔獣に襲われていたのを聞いたのはショックでした。

獣人であることを知ってから、姉さまは里の話などをしてくれました。


里からでていろいろなところを見て回りたかったこと、

でも、反対されてできなかったので里を飛び出したこと、

連れ戻されないように、ルアンに来たこと、

幼馴染の婚約者が居ること。


「幼馴染が婚約者って、お姉さま素敵ですね。」


「うーん、グリーゼのことは、子供のころから一緒に遊んだりしてるし、

好きだとは思うけど、結婚とか考えるとどうなのかなと思うのよね。」


「そうなんですか?」


「うん、あんまり近すぎてわからなくなるって言うのかな、

だから、少し離れてみたら判るかもって思ったのもあるのよ。」


そのときの会話が思い出されます。


マサト様の連絡には、里を守るために多くの戦士が亡くなったこと、

その中にグリーゼという人が居たというものがありました。


お姉さま・・・大丈夫でしょうか?



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


マサト様からの連絡で、亡くなった里の人の埋葬がすんだので、

帰るために、獣王国の王都に向かうことになったそうです。


そのとき、人族の姿では移動ができないので、

魔法で変身して移動しているそうです、

その変身した姿がグリーゼ様だというのです。


お姉さまはどう思っているのでしょうか?


その辺は連絡にはないので気になります。


王都に無事着いたのですが、

王様の暗殺計画をマサト様の化けたグリーゼ様が阻止して、

英雄とか勇者とか言われてるそうです、


私が「すごいですね、マサト様ってあちらで英雄ですよ。」というと、


亜由美さんたちはちょっと苦笑して、


「でも、目立ちすぎちゃって大変だよね、帰るのに苦労しそうだね。」


向こうもあれだけの使い手をほっとくわけがないのでいろいろ引きとめするのではとのことです。


「ただ、あくまでグリーゼという人の功績になってるからねぇ。」


美月さんが説明してくれます。


あとで、獣王国からグリーゼ様に勲章と爵位になんと向こうの王女様との婚約を授かったと聞いて、

そのことだったのかと納得しました。


それから、巫女様が獣王国に使者として赴くことになりました。


元々、世界中の国が連合して、

魔獣の襲来やこれからのことにあたるためになるので、

参加してないあの国との交渉に行くのです。

そのときにマサト様にもこちらに帰ってきてもらうとのことです。


その時気がついたのですが、王女様がその話のときにすごくうれしそうなんです。

マサト様が転移してから、王女様は時々物憂げな感じに時々見え、

ため息をついてるところも見ることがありました、

もちろん私たちメイドはその事は見てみない振りをしておりました。

でも、うわさにはなります。


王女様はもしかして、マサト様の事がとかです。


でも、マサト様には亜由美さんや美奈さん、美月さんが居ます。


彼女たちは皆、マサト様の婚約者だとか。


それに王女様も加わることになるんでしょうか?


獣王国もグリーゼ様に(マサト様ですけど)王女を嫁がせようとしてますから、

おかしくはないですけど、こちらでは反対の意見もあるようです、

主に貴族の方たちはそうみたいです、

メイド同士のうわさでは、どこそこの公爵が反対だとか、

男爵が功績もない若造がと言ったとかです。


その人たちはマサト様があちらで活躍していることを知らないからです。

でも、マサト様は帰ってくるけれどもテレーゼ姉さまとはもう会うことはできないのでしょうか?

そのことが心配なのです。


巫女さまに相談すると、「向こうでマサトに会ったら伝えとくから。」と言っていただけました。

その事に希望を持つことにしました。


そして、勇者様たちは王女様と一緒にコリントへ向かう準備をはじめています。

連合国の会議があるからです、

私も準備のお手伝いをしています、

ついて行きたいのですが人数が限られるので留守番になります。


コリントか・・・一度行って見たいです。



ここまで読んでいただいて有難うございます。


誤字・脱字などありましたらお知らせください。



感想評価等もよろしくお願いします。



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