異世界?現実?
倒れた俺はそのまま目を覚ました。
頭が痛い…俺は頭を押さえながら階段を上がっていく。
赤い髪の女性が横を通り過ぎていく。
・・・ん?ちょっと待て、うちの学校って髪を染めるの校則違反じゃなかったか?
俺は急いで振り返るとそこには青い髪、緑の髪、赤い髪ext…
何処だここ…そんな考えが脳内を駆けめぐる。
「おはようございます生徒会長。」
いきなり肩を叩かれ振り向く俺。そこに居たのは後輩の相坂真矢、いや正確には違う相坂はこのような金色に染めた髪ではないのだから。
「おまえ相坂か?それに生徒会長って誰のことだ?」
「そうですよ?生徒会のマスコット真矢ですよ?生徒会長は憂先輩に決まってるじゃないですか」
変な先輩っと笑いながら話す相坂。
こいつは相坂で間違いないようだ。しかしこの髪は何なんだ?
あたりを見渡すといきなり学校中いや、町中で奇妙なアラームが鳴り響く。
「先輩、行きますよ!」
いきなり相坂が俺の手を握り自販機の前まで走って行く。
胸ポケットから一枚のカードを取り出すと自販機にスキャンする。すると自販機が回転し自販機の下からエレベーターと思われる機械が現れる。
「なんなんだよ、ココは…」
エレベーターに乗り降りるとそこには壁一面に広がる武器。目の前には大きな画面がありそこに映し出されているのは大きな獣であった。
「ここはセントガーデンよ。いらっしゃい、平行世界の住人さん」
声がする方に振り向くと腰まで伸びる黒く長い髪の少女。黒いゴスロリの服に身を包まれているためか不思議な空気を纏っている少女に声を失うがはっと持ち直す。
「先輩何やってるのですか?出撃するのですよ!」
いつの間にか相坂はスナイパーライフルを片手にバイクに跨がっていた。
「平行世界…異世界…」
そう呟き再び少女の方に振り向くも少女の姿はない。
俺は相坂と同じように武器を持たないといけない気がした。目の前にかかっている刀を手にとり相坂の後ろに乗る。
目の前のハッチが開くと目の前には渓谷があった。遠くにいるはずなのにこの場所からでもわかる先ほどの画面に映し出されていた獣。
バイクが発信し俺はこれからどうなるのだっという風に考えていた。
処女作ですので宜しければ皆様のご意見お聞きしたいです。
宜しくお願いいたします