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ブラッティメアリー~血塗れの彼女は、『そこ』から脱出する~  作者: HAKU
第四章 悲哀の演目

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第27話 ついに脱出?

 前回のあらすじ

 スマイリーが、ただの仮面ではなく、透明の体を持つことに気付いたメアリーは、彼のバットの動きを見て、体の形を特定し、心臓を突き刺した。

 ついにメアリーは仮面を手に入れることが出来たのだった。

 メアリーは動かなくなった仮面を持ち上げる。


「やっと手に入れた。でも、口頭でしか聞かなかったから、今更だけど、『百種の面』って。あと99の仮面を集めなきゃいけないのかしら。」


 だとしたら、メアリーにとって絶望的だった。なぜなら、『大将』スマイリーを呼び出すために、何枚かすでに破壊しているから。


「(もしかして、また、死ぬ必要があるのかしら。)」


 メアリーがそんなことを考えていると、突然後ろから声が聞こえた。


「やぁ。メア!こんなところで何をしているんです?」


 メアリーが声をした方を振り向くと、そこにはサドが立っていた。

 サドは、メアリーの持っているものに気付き、明るい声を上げる。


「おお!! やっとこ、『百種の面』も手に入れたんだね!おめでとう!!」


 その言葉に、メアリーが質問する。


「『百種の面』ってことは、100枚集める必要があるんじゃないの?」


 メアリーのその質問に、サドは、自分の頭を手で抑える。


「おっと!伝え忘れてたね。それは、『百種の面』って言う名前の仮面なんだ。ほら、『ひょっとこ』とか、『般若』とかみたいな感じですよ。」


「ふ~ん。」


 そっけない返事をしながらも、メアリーは、「(またやり直しなんて、めんどくさいことにならなくて良かった。)」と思った。


 ──────────


「それじゃあ、財宝は全部そろったことだし、そろそろ、最後の出口へとむかおうか。」


 サドはそう言うと、さっさと、移動してしまう。

 メアリーも慌てて、彼の後を追いかける。

 サドは、今までメアリーが行ったことがなかった、『職員室』へと入っていった。

 そして彼は、ロッカーの中に入っている鍵を1つ取りだし、しゃがめば人1人入れそうな金庫のような物を、別のロッカーからあらわにし、そこに鍵を差し込む。


「さぁ、ここが出口だよ。ついてきて。」


「(普通に、『玄関』とかから出るわけじゃないんだ。)」


 メアリーはそんな疑問を頭に浮かべながらも、サドの後ろについて歩いていった。


 ──────────


 金庫の中は、とても広く、『憤怒の演目』であったような、タンスの場所に似ていた。

 暗くて狭い廊下が続いているのだ。


「いやぁ。しかし、君が3つの財宝を全て手に入れるなんて思いませんでしたよ。

 まさか、あの連中を殺してまで…。」


 暗闇の中、表情の見えないサドがそう言った。

 メアリーは彼の言葉に答えなかった。


「(なんか、文句がありそうな言い方だけど。私だって、ここから出たかったんだからしょうがない。)」


 メアリーは心の中で、そう呟いた。

 そんなことを思っている間に、2人は廊下の出口へとたどり着いた。


「(今まで、暗い場所にいたせいか、出口の光で目が痛い。)」


 メアリーは、軽く瞬きをして、サドの後を追うように廊下の出口へ向かった。

 廊下の先は、真っ白で、大きな部屋だった。

 大きな、斧を持った像が立っており、その目の前に、テーブルと、まるで人を模したかのような、円形の何かがあった。


「ここに、今まで手に入れた財宝を使うんだよ。ほら、貸してください。」


 サドは、メアリーを手招きし、3つの財宝を彼女から貰う。


「これを、こうして…。こうやって…。」


 サドは、まず、円形の物に、クライを被せ、その左手に、『誓いの指輪』をはめ込み、クライの首に、『偽りのネックレス』をかける。そして、クライの顔に『百種の面』を付ける。

 すると突然、大木に地響きが鳴り、大きな像が動き出す。

 像は、その大きな斧を、メアリーに向かって振り下ろした。


「きゃあ!!」


 驚きの声を上げつつも、ギリギリで、斧を避けたメアリーに向かって、サドは今まで見たことのない、嫌な笑みを浮かべていた。


「ああ。やっと揃った。


 君を殺す、『処刑人』を動かすスイッチのパーツが!!」

 次回予告

 今まで、信用してきた、サドからの、突然の裏切りによって、命を奪われてしまうメアリー。何故、サドは突然彼女を裏切ったのか…。


 次回 第28話 処刑人

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― 新着の感想 ―
悪い奴やん。Σ(-∀-;) この裏切り者がー。
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