表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ᓚᘏᗢ 『食べられません』は噛んじゃダメ ᗢᘏᓗ

作者: 山目 広介

 姉が連れてきて置いていった仔猫が悪さをする。

 それは私がおかずがなくなったときに振りかけるおかかのふりかけを数日見かけなかったことで発覚した。




 テーブルの上に置いてあったはずが、見当たらない。

 床に落ちたのだろうかと下を見渡してもなかった。

 どこだろうとあちこち彷徨っていると、ふと視界にふりかけの絵面が目に入った。


 いったいどこで目に入ったのか。

 もう一度探してみると、部屋の隅の段ボール箱に入っていた。

 取り出してみると、軽い。封を開けてからあまり日にちが経っていなかったはずなのに、だ。

 空になっていた。そして穴がボコボコに開いていた。

 犯人は仔猫だ。

 対策として私はふりかけを冷蔵庫にマグネットで張り付けることにした。




 それでも仔猫は悪さをする。

 お腹が空いたからなら、まだ分かる。が、エサがあるのにもかかわらず、キッチンを荒らすのだ。

 被害は煮干し、おにぎり用ののり、だしの素、などなど。

 だしの素は箱に入っているのに取り出して噛んでいるのだ。

 煮干しも風呂の脱衣所でバラバラ事件のようにされていたために、マットなどに細かい欠片があって踏んだら痛い。なかなか欠片を除去するのに苦労した。


 そしてのり。乾燥剤などが入っている。歯応えがあるのだろうか。噛んでいる。

 さすがに猫に日本語の文字を読めとは言わないけども、そんなもの齧るなよ。




 また悪さはそれだけじゃない。

 私が部屋で本を読んでいると、物音がした。

 片耳が聞こえない為に音がしてもどこから聞こえてくるのか方向が分かり難く、捜索に時間が掛かる。

 視界の端に動く物があって初めて気付く。仔猫だ。

 仔猫は私の部屋に侵入し、本の山を登山し、本棚の上から私が見ている前で本を押し出して突き落としやがった。やめてー!


 今までにも本の山に登って雪崩させたりした猫はいたのだが。

 目の前で突き落とされるとは……。




 なんでだろうな。叱られると分かっているようで見つかると逃げるようになったにもかかわらず、本の山に登ったり、エサがあるのにキッチンを探索してなんでか咥えて隠れて食べる。ゴミは散らかし放題。

 迷惑だ。


 仔猫、身体も大きくなって、体重も重くなった。そのため襖なども自力で開けるようになってしまった。キッチンとか締め切っていても勝手に入りやがる。夜中侵入して漁るために、ホント困惑している。


 姉に文句をいいたいのだが、そうすると暴走するからと家族から止められているので直接も言えない。

 仔猫責任もてよ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ