ぼくのギター
ぼくは ギターを てにいれた。
まいにち、ギターを ひきながら
いろんな うたを うたっている。
みんなに ぼくのうたを きいてほしくて、
ぼくは まいにち こうえんで うたを うたう。
でも、ぼくのうたを ききにくるひとは
だれも いなかった。
ぼくはもう、うたうのを
やめようかなと おもってしまった。
だれにも きいてもらえないなら、
うたわなくて いいんじゃないか?
そう おもったから。
それでも、ぼくは あきらめなかった。
こうして うたいつづければ、
いつか だれかが ぼくのうたを
きいてくれると おもっていたから。
あるひ、おんなのひとが
ぼくのうたを ききにきた。
「あなた、うたうの じょうずね!」
おんなのひとは えがおで そういった。
それがきっかけなのか、たくさんのひとが
ぼくのうたを ききに あつまってきた。
ぼくは、うたうのを あきらめなくて
よかったと おもった。