TS吸血鬼森を出る
はい、今回で森編が終わりです。
次の章は長くなる予定です。
さてさて、どうやって日光大策をしようか…
「あのさ、私さ日光とか食らうとダメージ食らうのよ、なんか大策とかありそう?」
ガロ「ふむ、強いが夜以外は動きにくいのだな… それならクロを日陰にして歩けばいいのでは無いか?」
クロ「おう、俺様も主の役に立つならそれでもいいぜ!」
「え?ほんとに?ありがとう!」
ガロ「して、外とはどっちなのだ?」
クロ「外っつても、王国方面や、海もあるしな」
「海はだめ!水弱点なの!」
クロ「あ、わり… でも主人間にあって大丈夫か?」
ガロ「ふむ、普通に見る分には人間だが、スキルを持っている人間もいるからな…」
「えぇー!そんなぁー!」
「襲ってきたら、やっつければいいじゃん!」
クロ「主が、すげぇー 好戦的…」
ガロ「ごちゃごちゃ言っていては出るに出れないからそろそろ行った方がいいのでは?」
「よし、とりあえず王国方面かな…」
「それじゃ、レッツゴー!」
………
「お、光が見えてきた」
ガロ「ふむ、そろそろ平原に出るぞ」
クロ「よっしゃ!日陰は任しとけ!」
「頼んだよー、クロ」
「うわぁ、王国方面ってこっちだったのか…」
「血が凄い事に…」
ガロ「うむ、これはキツイな…」
「よし、いくよ!」
ガロ&クロ「了解だ!」
ガロ「主殿平気か?」
「うん、クロのお陰で平気だよ」
「クロありがとねぇ〜!」
クロ「おう!」
「にしても、特になんかいる訳では無いの?」
ガロ「いや、いるはずだ… この平原の草が所々赤くなっているしな」
ガロ「! 主殿!何か来る!」
「え?どこどこ!?」
ガロ「下から来るぞ!」
「はぁー!?」
謎の大蚯蚓「ギジャァー!」
「ふぁ?デカすぎだろぉー!」
ガロ「む、30mくらいか… デカイな」
クロ「俺は日光に当たらないようにしねぇといけねーから、上から魔法しか撃てねぇぞ!」
「クロはそうしといて!」
「ガロ!いくよ!」
ガロ「よし、主殿合わせるぞ!」
よし、まずはステータスを確認と…
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名前 無し
性別 不明
種族 異業種 大蚯蚓族 地大蚯蚓
Lv 58
HP 1264
MP 642
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うぉー、HP高いな…
上位種族か?
「ガロ達!こいつ多分上位種族だと思う!」
ガロ「何!?勝てるのか…」
「多分行けるはず… よし!」
「クロは上から魔法撃っといて!」
クロ「了解だぜ」
「ガロは私と一緒にいくよ!」
ガロ「うむ、してどうする」
「私が魔法で注意を引くからガロは、気づかれないように後ろから攻撃して!」
ガロ「うむ、クロに勝った作戦だな」
「うん、よろしくね」
………
「よし、いくよ!」
「『血弾』!『闇弾』!」
地大蚯蚓「グガァー!」
クロ「『竜巻』!」
ガロ「『風刃』!」
「うーん、硬いなぁ」
「400くらいか…」
ガロ「主殿なにか来るぞ!」
地大蚯蚓「ギジャァー!」
は?いきなり土壁出てきたんだけど!
もしかしてスキル名言ったの?!
知能低いとわかんないの困るなぁ…
地大蚯蚓「ギャ!」
ん?え、壁…
倒れてきたぁー!?!?!?
「ぎゃぁーーーー!!!!」
あ、やべぇ…
日光いてぇー!!!!!
くそ、忘れてた…
「ふ、2人とも一旦森まで戻るよ」
………
「ふー、日陰安心するぅ」
ガロ「して、どうするのだ主殿よ」
「いやー、まさか土壁をしっぽで倒すとは思わなかったよ」
クロ「喋れなくとも、戦い慣れはしてる感じだったな」
「うーん、クロだけだったらいける?」
クロ「いやぁーあの感じ土のでかい塊飛ばせそうだぜ」
「うーむ、そうなると注意引きはいるのか…」
「それじゃガロと私が引きつけるから、クロは昨日最後に撃った『竜の息吹』出来るだけでいいから沢山撃って」
クロ「今だと4~5回は出来るが、主の影はどうするんだよ」
「我慢する!そしたら『痛覚無効』みたいなの覚えるかもしれないし」
ガロ「主殿よ… 自分を大切にしてくれ」
「え?あっうん、ありがとう」
「でも、今回は流石にちまちま魔法撃つより一気に決めた方が良いよ」
クロ「ま、ガロ…いくら言ったって主は聞く耳を持たねぇ
よ」
「うぉー!いくぞー!ガロ!」
ガロ「しょうがないか… 主殿は」
………
はは、痛いねこれ…
正直言って泣きたい…
しかし、こいつを乗り越えないと
最強にはなれないからな
地大蚯蚓「ギャ?ギジャァー!」
うお、初っ端からかよ!
「クロ!任せたよ!」
「ガロは私と一緒に頑張ろう!」
ガロ&クロ「任せろー!」
………
クロ「『竜の息吹』!」
地大蚯蚓「グギャア!」
ほっ!
うわぁ!
あいつ上手いな壁が沢山あって避けにくくなってるよ
でも、魔法に当たってるってことは
クロの方には意識行ってないな
よし、ガロもいい感じに引き付けてるし
行けるぞ!
………
よし、3回くらい当たったか?
で残りは…
お、これは…
「喰らえー!せいっ!」
地大蚯蚓「グギャア…」
「ギャ…」
〈経験値を3684獲得しました〉
〈Lvが23に上がりました、基本ステータスが向上しました〉
STR 569↑ 627
DEF 783↑ 871
INT 726↑ 764
AGI 1164↑ 1294
よしよし、いい感じ〜
〈スキル『痛覚無効』を獲得しました〉
ふぁ!?マジかよ…
お、確かに痛くない
これならクロに影を任せなくてもいいな
「あ、クロお疲れ様」
クロ「おう、にしても主痛くねぇのか?」
「あ、うん なんか『痛覚無効』ゲットした」
クロ「お、おう マジか」
ガロ「クロ… 突っ込んではいけないぞ…」
「なんか、ヤバい奴みたいになってるんだけど」
ガロ&クロ「いや、やばいから…」
「そんな、一緒に言わなくても…」
「それより、これでクロに頼らなくても良いね」
ガロ「それじゃ、いよいよ森を離れるのか…」
「うん、それじゃ2人ともいくよ!」
クロ「はぁ… この先どうなる事やら」
「あ、待ってくれよー 主ー」
「クロ遅いよぉー、ほら行くよぉ!」
???「ふーん、なかなか強いわね… あの方に勝てるとは思えないけど、報告しとくに越したことはないわね」
今回は
でかいミミズです。漢字読めるかな?自分でも初めて知りました。そしてミミズは土属性の魔法を使ってきました。ミミズも大きいのに魔法も大きいです。ちなみにレベルは5です。血濡れの平原は8割此奴のせい。
そして、ルクスはゴリ押しで『痛覚無効』を獲得しましたね。でもこれ以外には攻撃を沢山受けるしかないので
結局遅かれ早かれ、獲得しています。そして、最後の意味深な奴は…
次の章は長くなる予定なのでこれから大変です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
誤字脱字等報告してくれると助かります。
感想等も待ってます。