TS吸血鬼2強揃える
名前決まったけどダサくないよね?
自分的にはカッコイイと思ってます。
ガロ「して、貴様…いや主殿の名はなんと言うんだ?」
名前を聞かれてから、1時間は経ったと思う
いきなり聞かれてもなぁ〜
すぐには答えられんよ
………
「ルクス…」
「ルクス=ヴァーミリオン」
我ながらなかなか良い名前だと思う
うんうん、カッコイイ名前ってイイよね
ガロ「なるほど、ルクス=ヴァーミリオンというのか…」
「うん、よろしくね」
ガロ「して、主殿よ次は何をするのだ?」
「うーん、レベル上げかなぁ…」
ガロ「ふむ、どこでおこなうのだ?」
「いい場所ある?」
ガロ「いい場所か… 他の狼のナワバリがあるが、主殿なら大丈夫な筈だ」
「へぇー、他にもあったのかナワバリ!」
ガロ「今から行くのか?」
「うん、案内お願いね」
ガロ「了解だ」
ガロ「ここだ」
「ほうほう、匂い的には25匹位かな」
ガロ「ほう、主殿は匂いで察知出来るのか…」
「うん、そうだよ」
ガロ「我は『気配察知』を使っているが、どんなスキルなんだ?それは」
「これは、スキルって言うか種族特性みたいな物かな」
ガロ「?」
「吸血鬼って知ってる?」
ガロ「いや、初耳だ」
「吸血鬼って言うのは、簡単に言えば血を吸う人型の魔物かな…」
ガロ「ほう、そんなのがいたのか」
「うーんとね、多分他にはいないと思う…」
ガロ「なぜだ?」
「明らかにここにいる魔物より強さが桁違いだから…かな」
ガロ「ふむ、確かに沢山いたら生態系が崩壊しかねんか…」
「そう言うこと、ちなみに匂いで分かるのは血を吸ったからだよ」
ガロ「さて、主殿の事が詳しくしれた所で、そろそろいくぞ」
「おし、ガロは左から、お… 私が右から攻めるって事で」
ガロ「うむ、了解した」
………
〈経験値を1944獲得しました〉
「ふー、そっちはどう?」
ガロ「ふん、準備運動にすらならなかったわ」
「おし、後はボスだけだね」
「ここのボスはガロみたいに名前付いてたりしてるの?」
ガロ「いや、我だけだ名前と称号が付いてるのは」
「ほぉー、なら楽勝だね」
ガロ「主殿、ここは我に任せて欲しい」
「え?あっうん」
あー、勢いで了承しちゃったぁー!
経験値貰えるのかな?
まっいいか
「ガロ頑張れぇー」
ガロ「くくく、久しぶりにいい相手が出来た…」
ボス狼「! ガウガウ!」
ガロ「なんだ貴様、喋れんのか…」
ボス狼「ガウ!」
ガロ「つまらん、『風刃』!」
ボス狼「キャウン…」
うぉー、1発かよ
綺麗に首だけを狙ったな
〈経験値を321獲得しました〉
あれ?ボスだしもっとくれると思ったのに
………
あ、半分貰えるのね
〈Lvが21に上がりました、基本ステータスが向上しました〉
STR 536↑ 569
DEF 747↑ 783
INT 682↑ 726
AGI 1097↑ 1164
うわぁー、力以外高いな、力もおかしいけど
にしても、これガロ位のレベルまで上げたら
全部ステータス1000超えて2000~3000
いくんじゃね?
ますます、人間離れしていくなぁ…
本当に始祖なのかもしれんな
「ガロお疲れ様」
ガロ「肩慣らしにもならんかったわ」
「他にはいないの?」
ガロ「他には… サイクロプスだな」
「サイクロプス?サイクロプスって何体もいるの?」
ガロ「いや、この森だと一体だけだな」
「えっと、そいつもういないよ」
ガロ「なんだと?!」
「冒険者っぽい奴らが倒してたね」
ガロ「ふむ、なるほど人間もなかなか侮れんな」
「他は?」
ガロ「他となると… 森の管理者と言われるフォレストドラゴンだけだな」
「へぇー、この森ドラゴンいたんだぁ」
ガロ「くれぐれも挑まないでくれよ、例え主殿でも今のままでは勝てない」
「そ、そんな強いんだ…」
でも、いつかは挑んでこの森で1番強くなるぞぉー
ガロ「! 主殿!空から奴が来る!気をつけろ!」
「え?奴って何!?」
ガロ「この森は地上が我、空は奴が実質的に支配している」
「えぇー!そんなヤツいたのかよ!」
! 来たか…
謎の大鴉「ガァー!ツヨイケハイ!ツヨイケハイ!」
「ム?ガロデハナイカ、ナゼニンゲントイル!ワレラヲウラギッタカ!」
ガロ「別に裏切った訳では無い!我はこの主殿に負け、下僕となったのだ、そして主殿は人間ではなく人型の魔物だそうだ」
謎の大鴉「ホウ、オマエヲタオストハ、ソコノオンナ、ナカナカヤルヨウダナ」
「オンナ!ショウブシロ!」
「えぇー、マジ?」
いや、マジか…
いや確かに強い奴は求めていたが
向こうから来るとは…
「やるけど、ガロと一緒に戦っても?」
謎の大鴉「フム、イッタイイチデハナク、ニタイイチト… フハハハハ!キニイッタゾコムスメ!サァフタリドウジニクルガイイ!」
「よし、ガロいくよ!」
ガロ「了解だ主殿」
戦いの前にステータスチェック!
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名前 クロ
性別 男
種族 鳥種 黒鴉族 漆黒鴉
Lv 60 MAX
HP 679
MP 457
===============
ふぁー!なかなかに強いな
しかも名前持ち…
まぁー、頭いいやつが強くなるのは
必然だよなぁ
さて、どうしようか
『霧弾』はガロも見えなくなるから却下で…
そうなると『血弾』か『闇弾』だよなぁ
相手飛んでるから拳が届かないんだよねぇ
ガロと連携すれば何とかなるかなぁ
よし、百聞は一見にしかず!
まずは試してみよう
「ガロ、アイツに魔法とか当てられる?」
ガロ「なるほど、魔法で注意を引きつつ、強い攻撃を当てるんだな」
おぉう、とっても楽!
相手が理解してると良いね
「うん、そんな感じ」
「私の攻撃は基本殴りだから、ガロは強い技頼んだよ」
ガロ「了解だ」
クロ「サクセンハキマッタカ?キマッタナライクゾ!」
「『風纏』!『竜巻』!」
え!お前も風かよ!
森、風系統使いが多いのか
そして避けられるか?!これ
大体大きさ横3mあるけど…
しかも早い!
でも、こっちは本命じゃないからね!
どんどんこいやぁー!
それじゃこっちも行くよ!
「『血弾』!『闇弾』!『血弾』!『闇弾』!」
クロ「アマイゾ!ソンナスナオナコウゲキ!」
「アレ?ガロハドコダ!マサカ…!」
ガロ「隙だらけだぞ!クロぉー!」
「『疾風刃』!」
クロ「グワァー!ク、キリフダカ… ダカソレナラコッチモダ!」
「『竜の息吹』!」
ハァ!?規模がでかいんだよぉー!
森消える!何やってんだよ!
30m級の竜巻出すなよぉー!
フッ!
ホッ!
とっとと、早くて良かったぁ…
後数cmで当たってたよ…
そういや、ガロは?!
『疾風刃』してたし、逃げきれたか!?
ガロ「何とかギリギリ危なかったぞクロ」
クロ「イヤ、ソコハアタレヨ… クッ、タテネェ」
ふー、何とか勝負あったかな?
ふふふ、クロも下僕にしちゃうよぉー!
「ねぇねぇ、クロ」
クロ「ナンダコムスメ…」
「私のさ、下僕にならない?」
クロ「ククク、クハハハハ!キサマオモシロイナ!カリニモテキダッタモノヲ、ナカマニスルトハ…」
「仲間って言うより私の下僕だからなぁ、使い倒すよ?」
クロ「フハハハハ、ナオサライイ!ガロモコウヤッテゲボクニシタカ!キニイッタ!キサマノゲボクニナロウジャナイカ!」
「よし、じゃあいくよぉー」
カプッ チュー
クロ「グォ、ウォー!」
「ハァー…ハァー… オ、オワッタノカ?」
「うん、終わったよ これからよろしくねクロ」
クロ「ふっ!俺様が入れば百人力だ!よろしくな主よ!」
なんか、下僕癖強いのしかいねぇな
ちなみに
今回は風魔法と複合スキル
『風纏』
かざまとい
風魔法を纏わせる技 魔法にかけることで効果が強くなる
『竜巻』
たつまき
小規模な竜巻を発生させる 発現するには、練習が必要
『竜の息吹』
ドラゴンのいき
ドラゴンの如き風魔法 『竜巻』に『風纏』を更に強くかけると発動できる技 発動出来るものは数える程しか居ないと言う
クロはでかい漆黒の如き鴉です。とても黒い、夜はとても強いです。今回は相手が相手なので黒が生かしきれなかった。ガロとは仲良く、偶に会っては喋ってるらしい。
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