第2話 その図書館、巨大につき。
食事後、ラオンは、妹と共に図書室へ向かった。
もちろん、ラオンには予定などなかったし、かわいい妹から「図書室に行こう」
と、誘われたもんだから、断れなかったのだ。
[別に、シスコンってわけじゃないからね…?]
内心、そんなことを思いつつ、ラオンは口を開く。
「さっきの音についてのことなんだけど…」
妹は何のことかがすぐに分かり、冷静に簡潔に述べた。
「今朝、窓から街の方を見ていたんです。そしたら急に空が闇に包まれて…
稲光がしたと同時に、“あの音“がしました。
もしかしたら、何か不吉なことの前触れかと思って…
そこでお兄様と一緒に図書室に行こうと…」
ラオンはそこまで聞いて、何となく察して、ローズを遮るように言った。
「なるほど… 本に何か書いてあるかもしれないからね。」
ローズは目を輝かせて頷き、ラオンと一緒に図書室に入った。
図書室は、城の西側にある大きい部屋だ。
天井は3階まで吹き抜けで、おまけに、豪華なシャンデリアが飾ってある。
本は、自国の歴史や、同じ大陸の他国のことが大半で…
あとは、普通の本などがある。
[いや、広すぎでしょ。どんだけ本あるんですかね…]
ラオンは、感動しつつ妹に聞く。
「この中から、“あの音“に関連しそうな本を探すの?」
ローズは笑顔で頷き、ラオンは絶望した。
[いくら何でも、これは… きついぞ….]
そう思ったが、妹の満面の笑みを見て、やる気を取り戻した。
[まぁ、妹のためだからな。それに、“あの音“についても知りたいし。]
そう考えて、手分けして本を探すことにした。
ラオンは、本棚のタイトルを確認しながら歩く。
[近くの仲間-英語版-、地下の機械の取説、魔術の基本…
よく知らないけど、多分、関係ない本だな。]
一つ一つ、丁寧にチェックしていき…
一時間くらい経ったところで、それらしき本を見つけた。
「ローズ~ 多分これだよ!」
ラオンは大きな声で伝えた。
嬉しさのあまり、思ったより大きな声になってしまったが…
それを聞きつけた妹が、こちらへ向かってきた。
ラオンは、近くのテーブルに本を置いて、それらしきページを開いた…
テストがあるから、投稿ペース遅れるかも…
許してください〜…