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All For Love ~Serious love never ends?~  作者: 犬
第一冒険譚 ーInceptionー 《Suit ♡》
1/46

プロローグ 起床-8:00am

よろしくお願いします。



「チュンチュン」

 小鳥のさえずりである少年は目を覚ます。

 昨夜、大雨が降り雨風がかなり強かったため、花はどれくらい散ってしまったのだろうと考え、残念そうにベットから重い腰を持ち上げたこの少年。


 名前は「ラオン・V(ヴィン)・シュネルカイザー」といい、王族のシュネルカイザー家の長男である。

 そう、彼は王子なのだ。



 シュネルカイザー家の家主、すなわち国王の名は「ロジャー・L(レイヴス)・シュネルカイザー」でラオンの父にあたる。

 ラオンの母、つまり女王の名は「マリヤ・O(オリバー)・シュネルカイザー」で、“脳筋のロジャー”と呼ばれている国王に対して、“頭脳のマリヤ”という二つ名があるらしい。


 もちろんラオンはシュネルカイザー家の王子なので、当然、彼らの息子なのだが‥‥。

 正直、似ているところがほとんどない!


 髪色と瞳の色は同じなのだが…、顔も似ていないし、性格も全く違う。

 そのことはラオンも重々承知しているようで…


 {どちらかというと、妹の方が似ている気がする…}

  と、つくづく思うのであった。


 

 実は、ラオンには年の差の離れた妹がいる。

 名前は「ローズ・E(イブ)・シュネルカイザー」といい、二つ名は“天然のローズ”である。

 

 妹のローズは、髪色と瞳の色が明らかに違うが、性格は控えめで母親譲りだし、嘘をつくと親指の爪をまじまじと見つめるという、意味の分からない癖は父親譲りだし…。

 そのほかにもいろんなところが親に似ている。

 

 {銀髪碧眼の部分を抜けば親そっくりなんだけどなぁ…}

 鏡を見ながらそんなことを考え、パジャマから着替える。

 

「起きなさーい」

 そこで母の少し強めの声がした。ラオンはとっさに、母を怒らせたらひどい目にあうということを思い出して、慌てて自室から飛び出した。  


初めてなので間違いがあってもご了承ください…

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― 新着の感想 ―
ロ、ローズたんかわいすぎないかだお・・・ハアハア・・・・・・・
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