灯された光は暗闇を照らす
本作は『ブルジョワ評価企画』参加作となります。
詳しい内容は、一番下のリンクから確認できます。
削って削って
燃やして燃やして
零れ落ちる雫でさえも
心に溜めて、燃料にして
手品のように変えてみせる
誰かを明るく照らせるように
願いを込めて
祈りを込めて
しかしそれは、誰かのためで
自分自身は照らせない
暗闇はやがて怪物生み
おのれの価値さえ忘れさせる
価値を求めて骸となりて
名声を求めて亡者となりて
心枯れた者から朽ち果てていく
ただそこに
1つの星の導きがあれば
その闇は嘘のように晴れ
すぐに呪いはを取り祓われて
きっと心を取り戻す
星の光は救いの光
星の光は優しさの光
その想いが、心に灯ったならば
その喜びが、星に現れたならば
再び削って心を砕いて
あなたのために、贈りましょう
あなたのために、紡ぎましょう
この喜びを胸に抱いて
この感謝を言葉にして
あなたを再び、照らせるように
あなたをずっと、温めるように
光を、あなたに返したい
作品を作るのは自己満足からもあるけれど、なろうの場合はそれだけじゃないと思います。
この経験で誰かを笑顔にしたいとか。
楽しませたい、役立てて欲しい、という想いがあってこそかなと思います。少なくとも私はそうです。
けれど結局、人の心は弱いので。
すぐ折れかける時もあるんですよね。
とくに素人の場合はね。
お金じゃなくて、気持ちだけで書いてるから。
そういう時に優しい人が、面白かったよって一言くれたら。それがわかる行動を取ってくれたら。もうそれだけで励まされるんですよね。
だって行動に移すのは、面倒でしょう?
だからそれだけでもありがたいし。
気遣いと優しさも感じられるから。
そして何より、認めてもらえた気がするんです。
作品は、誰かに楽しんでもらうために作られます。
本来、そうあるべきものです。
なのでそれを感じられた時、役割が果たせた時。
作品は、あるいは作者は、初めて息をするのかもしれません。
目の前の作品に息を吹き込めるのは。
画面の前のあなたかもしれません。
だから躊躇わず、好きな作品に出会ったら好きだと。行動で表してあげてほしいです。