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栄太の漫遊記  作者: ベン マウント
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チャッピー

女性の顔をじっくりと見た事が無いが、シルビーの顔を改めて見る、薄汚れた肌に、粗末な衣服だが、パッチリした目かわいい鼻と唇、結構美人じゃん、そんなことを思いながら妹を見る、こちらは愛くるしく可愛い、こんな子たちを・・・、考えたらまたも腹が立ってきた、最悪は領主の奴抹殺してやる、本気でそう考えた

姉妹は事務所の女性が寝泊まりできる部屋に連れて行ってくれた

「栄太さん、状況を分析しましょう、」

「そうですね、話の途中で飛び出して行ってしまってすみません」

「いえ、間に合ってよかった、グレンよく気がついたな」

「いえ、あの悪の事だから、単純に」

「本当に確かりました、感謝します、間に合わなかった場合を考えると、ぞっとします」

「まぁ、無事でよかったですよ」

その後、色々と教えて貰った、この国はグロージン王国と言いいちする、ここクロードの松は最北に位置するそうだ、国境に位置するが森林と山脈を超えると海、と言う事で隣国に接しているわけではないので、此処の領主は国としてさほど重職ではないという、国として重きを置く地方ではない為、国王の目が届かず、領主の横暴が続いているという「、領主の仕事は、たまに森林から迷いです魔物を討伐だが、その魔物も今では全て冒険者が討伐し、売って生活の糧にしているので、領主は税金を集める事意外には何もせずに、栄耀栄華な生活を送っているだけ

街の治安は

「ギルドが変わって街の代表たちと話し合いながらやってるよ」

「じゃあ、領主なんていらないじゃん」

「うん、その通り、かえって邪魔なだけ、今回のように迷惑な事ばかり、居ない方が街は良くなるだろうね」

「国に訴えたくても、王都まで一か月はかかる、確実な通信手段はなく、定期的に王都との往復している領主の部下の情報と、王都から来る商人の情報だけなんだ」

「訴えることができれば、何とかなるのですか」

「実は私が若いころ、王都の学園で国王とは仲間だったのだ、その頃もちろん国王ではなく、王子として学園にいたんだが、意外に気が合って一緒に悪さをしたものさ」

「と言う事は、話せば通じると」

「確実ではないが、通ると思う」

指輪に触り、こうすれば通じるのかな、と考えながら

「相談がある」

と脳内に語り掛ける

【何ですか、名前を付けてくれれば出易いのに】

「名前を付ければ、呼べば出てくるのか」

【そうですよ】

「それは便利かも、じゃあ、チャッピーってどう」

【チャッピー、うん、いいね】

「じゃあチャッピー教えてほしいけど、王都まで転移できるかな」

【万能なんだよ、そんなこと簡単だ、でも人に知られると自分が苦労するぞ】

「わかってる、レナードさんはどうかな」

【レナードとグレンなら誓約を結んでいるから大丈夫】





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