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栄太の漫遊記  作者: ベン マウント
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クロードの街

目を覚ますと星空が見えた、草原に倒れているようだ、体を起こし立ち上がる、異世界に来たのだ、

「こんなところに倒れていて、魔物にでも食われたらどう死んだよ」

誰にともなく文句を言う、言ってはみたが、何故か不思議だが怖くもなんともない、夜というのに周りが見える、曇りの日くらいには物が見える

「さて、どうしよう、とりあえず近くの町に行くか」

知識としてこの世界の事が頭の中に詰まっている、神とやらの仕業に違いない、だから不安感というものを全く感じない、歩き始めた、魔物の鳴き声らしきものが聞こえる、唸り、遠吠え、いろいろだ、歩きながら以前読んだ異世界ものの小説を思い出している、剣術、魔法、色々あったなぁ、不思議な程小朝を感じないのはなぜだろう、送り込まれた知識の中に知識としてはあるが、実践した事が無いのに、念のため練習しておくか、

人差し指を前に出し

「ビーム」

と唱えてみる、

「えっ」

光線が出て数メートル先がボッと燃えた、火事になったら面倒だ、慌てて駆け寄って

「ウォーター」

唱えると火に水がかかって消えた、胸をなでおろし、今度は右手に剣を想像し念じる、想像した刀が右手に握られている

「本当に万能じゃん

「収納「」

念じると感覚で異空間に収納されて収まっているのが分かる

そんなことをしながら歩いていると、周りをなにかにかこまれた、暗闇に黒い狼のような動物か魔物か、右手に刀を用意する、左手でビーム、暗闇に黒だから夜目が効いても見難いが、気配でも察知できるのではっきりわかる、魔力を感じるので魔物だ、5頭いる、リーダーらしき一番大きな奴の額にビームをお見舞いする、ギャン、と一声もんどりうって倒れたまま動かなくなった、驚いたのか一瞬動きを止めた他のウルフたちが、一斉に飛び掛かってきた、それぞれの頭を狙って回転するように刀を振るう、周りに動く者はいなくなった

ブラックウルフというらしい5頭を収納し、頭の中にマップを想像近くの町を探す、一番近くでもまだかなり距離がある、道とは言えないが、人が歩いたであろう後を辿って歩いていたが、疲れは感じないが面倒になった、転移してしまおう、町の近くを想像転移を念じる

景色が変わって門の見える位置に立っている

「本当に万能なんだ」

そう思った時、神の意に反したら消滅その言葉が頭に浮かんだ、思い出した、神の意の境界は何だろう、正義を行えと言う事か、、正義の定義は俺の俺の前世の常識との、この異世界の常識は同じか、、もし違っていたら消滅、考えると怖くなってきた、立ちすくんだ、気楽に使ってしまったが、これだけの力をくれたのだ、罰も容赦ないだろう、

そう考えたら恐ろしくなって、暫く固まったまま体が動かなかった

「その時はその時、自分が正しいと思う事をやって消滅したら本望じゃん」

沿う割り切ることにしよう、そう腹を決めたら体が動いた、門に向かって歩き出す

「そういえば一銭も持っていない、入門料とか取られるんだよな、とりあえずしのげるだけ金が欲しいな」

ポケットが重くなった、探ってみると巾着袋のようなものが入っていた、中を見ると金貨銀貨同課が十枚くらいずつ入っていた、そしてカードが入っている、身分証明書だな、此処まで万能なんだ、ほんとに恐ろしくなる、門衛が声をかけてくる

「身分を証明するもの」

先程のカードを出す

「1000ディー」

カードを返しながら料金を要求多分銀貨一枚だろう、渡すと

「クロードへようこそ」

全て問題なし、気にせず話していたが言葉も普通に通じる、万能万歳!

「もうすぐ閉門するところだった、間に合ってよかったな」

「はい、ありがとうございました」

「ああ、気を付けて、まっすぐに行けば宿はあるから」

そうだ、宿を聞くのを忘れていたが、親切な門衛さんだ


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