プロローグ
栄太は万能の力で悪徳領主と対決する冒険者ギルドとともに領主に喧嘩を売った、弱い者が虐げられるには我慢ならなかった
生来神経質な性格なのか小学生の頃の宿題から大学の卒論、社会人になってからはノルマ、いつも何かに追われるようにして生きてきたように思う、貧乏な家庭に生まれ何時も金に追われた生活をしていた事も事実だ、ノルマに追われて過労で倒れた、得意先を訪問する途中あるいている時、突然胸が苦しくなり、目の前が暗くなる、苦しい、どうしたんだ、まさか俺は死ぬのか、そんな思いが過る、もうすぐ三十になろうと言うところで終わるのか、苦しさは感じなくなった、なんだか情けない人生だったなぁ、シャッターが切れるように真っ暗になった、そこまでは覚えていはるが
此処は何処なのか、さわやかな風が吹き抜け、草がそよいでいる草原、夢の中にしては現実感がある、もしかして、最近は仕事に追われ読むこともなかった、異世界ものの小説によくこのパターンが乗っていた、まさか、頬をつねってみるが痛い、冗談だろう、頬を平手打ちしてみる、頬がヒリヒリする程痛い、これは現実だ、どうしよう、こういう時はまず深呼吸、何度も深呼吸を繰り返し心を落ち着かせる、まずは現状の把握だ、仕事の時のスーツ、くたびれた革靴、腕にソーラー電子時計、それ以外何もない、なにもわからず、何をすればいいのかも分からず呆然としていると、突然女の人が目の前に現れた、出現したというのだろうか、こういう人を絶世の美女というのだろう、すげえ美人だ
「高杉栄太さん、あなたに万能の力を授けます」
「えっ、俺にですか、何故」
「あなたが多くの善人の中から選ばれたから、あなたの前世でいう宝くじに当たったようなものね,但し,貴方が神に背いた行為を行った場合、あなたは即消滅します、その事を納得して、よろしければ、その指輪をはめてください、嫌でしたらこのまま天国にお送りします」
何か簡単そうに言ってるけど、突然の事でどうしようか迷った、天国に行くか、もう一度人生を、どうしようか、まだ天国には早いよね
どの指にしようか迷ったが指輪をはめた、すると目も前が、世界が真っ白になった、そして頭の中にいろいろな情報が入ってくるのが分かった、そして溢れるような感覚ようなに頭が割れそうだ、死ぬのではないかと思うほど痛い、そして余りの痛さに意識がなくなった、あの美女はどうなった