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砂鯨が月に昇る夜に  作者: 小葉 紀佐人
漢たちの砂海
22/93

7-3


酒場では吹き飛んで行った男2人を合図に、ガンザと肉屋のルウと何故かシグがフードの男3人と相対していた


そこをナザルが通り過ぎざまに「こっちは任せた!!」と叫んで行った


シグは昨夜の結婚式あたりからおかしなのが街に混ざりこんでいるとオーキに監視するよう言われて酒場で見張っていた所にガンザと肉屋のルウが入って来て今この状況


「お?守護隊の新米シグじゃねぇか」


とガンザはシグを見て茶化す


「監視だけだったんだけどなぁ」と腰からさげた鞘から曲刀を抜く


守護隊はカザやナザル達とは違う曲刀を使った格闘術を学ぶ

相手の武器を奪い、曲刀ならではの流れる太刀筋は、簡単に相手の腕や脚を切り落とす。街の外もそうだが、中での治安維持の組織として守護隊の強さは無くてはならない


フードの男たちはコートを脱ぎ捨てマテーチェを構える


ガンザは弾の入っていないバズーカを構える、流石にここでは撃てないし刃物相手に素手とゆうわけにもいかないので、普段使い慣れているバズーカを殴るために使う


肉屋のルウはどこから出したのか大きな鉈、マテーチェよりもずっと大きな鉈を構える。流石肉屋だミンチになりそう


酒場に来ていた客は逃げようにも逃げられず、店の隅へと移動していた

一瞬の沈黙の後、酒場の店主が落とした皿の音をきっかけに始まる


互いの武器がぶつかり合う


シグは流石に体格差があるため押し負けるが、相手の股下に潜り込んで振り向きざまに曲刀を振る

すんでの所でかわされ距離とる男にすかさず間合いを詰めるシグ

相手のマテーチェは長い上に男とシグでは全くリーチが違う

素早い動きで曲刀ならではの超インファイトに持ち込むシグに何とか男は応戦するが、シグの踊るような連撃について行けずに店の隅へと追いやられ、首もとに曲刀を突きつけられた男は「…参った」とマテーチェを床に落とした


シグはガンザとルウはどうかと振り返ると、もうそこにはボコボコに殴られてガンザの尻の下で伸びた男とルウの巨大な鉈の刃のない方で叩きにされた男が転がっていた


「新米の割にはやるじゃねぇか」


とガンザに言われたが、曲刀との闘いに慣れていない相手だったからだと、あんた達の強さと比べないでくれとシグは手を左右に振って否定する


広場ではバサラが起き上がり身構える男たちに武器も持たずに突っ込みマテーチェを振るよりも早いラリアットを決めてまた2人を吹き飛ばす、ヨロヨロと立ち上がろうとした2人に狩猟棍を持ったナザルが走り込み2人の間を強い風とともに通り抜けると、時間差で2人の男に無数の打撃が入り、彼らは膝から落ちて意識を失った


「こんな雑魚よこす奴らの気が知れねぇ」


と倒れた2人の脚を掴み引きずりながら酒場へと向かう


「昔はおっかない連中も多かったんだがな」


とバサラは横に並んで酒場へと向かう



一方カザは


ピョンピョンとジャンプしていた男が着地と同時に踏み込み距離を詰め、マテーチェを下から振り上げようとしたが、くるっと回って横に移動する流れで狩猟棍を横薙ぎに振ると見事に相手の後頭部を捉えて気絶した

相手からすれば突然目の前から消えた瞬間後ろから殴打されたので、何が起きたか分からなかっただろう


「弱っ」


思わず口に出して言ってしまったカザだったがティトが心配なのでそちらを見ると、唖然とした顔でカザを見ていた


カザが「大丈夫?」と聞くと

「う、うん。大丈夫」とハッと気づいたティトはカザを見て返事をする


「あっという間に倒しちゃうからびっくりして…カザって強いんだね」


「いや、こいつらが弱いだけだよ。他の奴らももう終わってるんじゃないかな。こないだのデモデモの方がよっぽど強かったよ」


「ホントもう謙遜とかそう言うんじゃないから」と付け足して倒れた男を引きずって酒場へと向かう


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