表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢にまで見たあの世界へ   作者: ゆめびと
第0章~転生、そして長い旅路~
42/93

41話「下流へ」

アシュリーが旅の仲間に加わり、ニケのお待ちかねの朝食となった。

すこし炙った干し肉のサンドイッチ。

それを幸せそうにほうばる、ニケ。

朝食を終えると、馬車に荷物などを乗せて身支度をした。


 朝食を終え、身支度を終えた頃。


「水浴びがしたい」


 ニケが、ふとこぼした一言にミーチェ、アシュリーが反応した。


「たしかに。忙しくて入ってなかったな」


「だろ?この川だと浅いからなぁ」


「そ、それならすこし下流にいったところに滝があった気がします」


 アシュリーの情報に、ミーチェが反応した。


「先はまだ長い、すこしゆっくりしても大丈夫だろう」


「そうだな、ガリィ馬車の見張り頼める?」


 ニケの言葉に、ガリィは触手を頷くように動かした。


「大丈夫みたい」


「そうか。ではすこし下流まで下るか」


 ミーチェは、そういうと先に歩いていってしまった。

 どうすればいいのかわからず、その場でニケとミーチェを何度も見るアシュリー。


「んじゃ、俺達もいこうぜ」


 ニケは、そういうとシロと一緒に歩きだした。

 それを見ながらアシュリーは


「な、なんか呑気すぎじゃないですか……?」


 っと、ニケの後を追いながらつぶやいた。

 下流へ向かう川辺は、小さな石が多く、左右は草木が生い茂っていた。


「また、ゴブリンとか出てこないよな?」


 ニケは、シロに問いかける。

 それに対してシロは、首を傾げていた。


「言ってもわからんか」


 ニケがそういうとシロは、小さく咆えた。

 そのやりとりを後ろから聞いていたアシュリーが、ニケに問いかけてきた。


「あ、あの。シロさんは、ホワイトウルフですよね?」


「ん?最初は、俺もそう思ってた」


「お、思ってた?」


 前かがみに首を傾げながらアシュリーは、ニケの顔色を伺っていた。


「どうやら、フェンリルらしい」


 ニケは、すこし気を張ったような顔で答えた。


「え?あのフェンリルですか?伝承とかにでてくる、雪山の神獣の……」


 流石に、アシュリーでも驚いたらしい。

 フードで表情はわからないが、すこし考え込むような仕草をしていた。

 アシュリーを見ながら、ニケは笑いながら声を張りながら言った。


「俺から見たら、あほな犬だけどな!」


「そ、それはなんか可哀想ですよ」


 少しあわてた感じに、アシュリーはニケに言った。

 それでもニケは、笑いながらシロの頭を叩いていた。


「こいつ、動くときは動くけど。それ以外は、ただの犬なんだよなぁ」


 あくびをしている、シロをみながらニケは笑っていた。


「なんか、暇そうですね。シロさん」


 フードのせいで、表情が見えないのでニケは困っていた。


「あのさ、なんでフードかぶるの?」


 ニケは問いかけた。


「わ、私身体が、アンデットなので……その、日差しが痛いので……」


 フードを両手でつかみながら、顔を隠すアシュリー。

 そうだったのか、っと相槌を打ちながらニケはミーチェを見ていた。


「まだ、短い付き合いだけどあんなにはしゃぐ師匠始めてみた」


 ニケは、笑いながら言った。


「そ、そうなんですか?」


 少し前かがみになって、ニケの顔を見るアシュリー。

 それを横目に、ニケは微笑みながら言った。


「あぁ。見てると、こっちまで楽しくなるぜ」


 そう言いながら、ミーチェの背中を見ていた。

 少しして、開けたところにでた。


「ニケ。ここから先が滝のようだ。崖ではないので、降りるのは簡単だな」


 なにやら、はしゃいでいるミーチェ。

 早く水浴びをしたいらしい。


「気をつけておりないと、怪我しそうだな」


 ニケは滝の横から、下を見た。

 高さはそれほどないようだ、見る限り5、6mほどだった。

 滝つぼは、水の色が濃いので深いのだろう。


「さて、降りるか」


 ミーチェは、そういうと急な斜面を避け、木につかまりながら下へと降りていった。


「わ、私も降りますね」


「ニケ。そこで見張っていてくれ」


「わかった」


 すこし残念そうに、ニケは答えた。


「なぁ、シロ。これって覗くのが男だよな?」


 シロは、何を言ってるのかわからない様子で舌を出していた。


「これから、男の戦いが始まるんだ」


 右手を胸元で握り締めるニケ。


「でも、覗こうとして魔物がきてもなぁ」


 困った表情をしながらも、どうでもいいことをニケはつぶやいていた。


登場人物が増えましたが、相変わらずのまったりさに驚いてます。

正直、二人以上は厳しいだろうと思ってましたがなんとかなってましたね。

と、言うわけでアシュリーが仲間に加わり旅も楽しくなりそうです。

では、次回もお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ