表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢にまで見たあの世界へ   作者: ゆめびと
第0章~転生、そして長い旅路~
23/93

22話「第三の魔線」

広場での戦闘が始まった。

レインは北口を、ミーチェは南口を、ニケとシロはウィッチを。

次々とアンデットを薙ぎ倒す一同。

ニケは、無事にウィッチの元までたどり着けるのか!


 シロの放つ咆哮に、耐えれず吹き飛んでいくアンデット。

 次々と薙ぎ倒されるアンデットを横目に、ウィッチが動き出した。


「ニケ!シロの咆哮は、ホワイトウルフのものではない。それよりウィッチの元へいくのだ!」


「師匠。あとで詳しく教えてくれよなッ!」


 ニケは、刀を両手で握りなおすとウィッチ目掛けて走りだした。

 行く手を阻もうとするアンデットたち。


「どっけぇぇぇぇッッ!!!!」


 ニケは、正面から突っ込んで行く!

 正面のアンデットに対し、全力で刀を振り上げる!

 刀身は、アンデットの股から入り右肩へと抜ける。

 振り上げた刀を、反時計回りに身体を回しながら振るう。

 近づいてきていたアンデットたちの上半身を薙ぎ払う!

 血、内臓、腕や手が飛び散る……。

 だが止まらない、止まれない。


「お前ら多すぎなんだよッ!!!」


 ニケは、必死に刀を振りウィッチの元を目指す。

 シロは、咆哮をやめるとすぐにこちらへと走ってきた。


「シロ、もう一回あの咆哮出せるか?」


 シロは小さく咆えると、その場で大きく息を吸った。

 広場の奥にいたアンデットたちが一斉に押し寄せてきた。

 シロは咆哮を放つ。

 先ほどよりも強力だ!

 咆哮は吹雪のようにも見える。


「はぁ、はぁ……ニケ坊!早くしやがれッ!」


 北口の敵を薙ぎ倒しながらレインが叫ぶ。

 息を切らしながらも、アンデットを叩き潰す。

 数は……先ほどの半分くらいだろう。

 だが、長期戦になるとこれ以上はまずい。

 ミーチェは、範囲攻撃をやめ別の詠唱に入っていた。


「″漆黒の闇に命ず。汝、我との契約の元。その姿を見せたまえ″!我が元に来たれ!ギルティーサイス!」


 魔方陣が展開され、その手には2mはあろう大鎌が握られていた。


「まったく、梃子摺らせてくれるものよッ!」


 大鎌を振り上げ、南口に向けて走るミーチェ。

 立ちはだかるアンデットたちを薙ぎ払い、切り裂き、首を刎ねる。

 その姿は、まさしく『死神』そのものだった。


「師匠、こえぇ……」


 シロの咆哮が止む。

 群れを成していたアンデットたちの真ん中に、綺麗に道ができていた。

 だが、思っていた以上にウィッチは高いとこに浮遊していた。

 

「あれは、流石に高すぎるだろ……」


 だが、ひとつの策が浮かびあがる。

 その策とは……。

 ニケは、これしかないと呟くとウィッチ目掛けて走り出す!

 左手から双線を出しながら。

 双線は、ニケの後を追うように伸びている。


「綴る!″雷電よ、我に力を、衝撃と共に敵を弾け″雷電の咆哮!」


 魔方陣が、左手に二重に展開される。

 ウィッチまで、あと少しのところでニケは左手を地面に着ける。


「高みの見物は……終わりだッッッ!!!!」


 魔法が発動する。

 すると、ニケは宙に吹き飛ばされた。

 時計回りに回転し、ウィッチ目掛けて落ちていく。

 驚いたウィッチは、詠唱を始めたようだ。

 回転する視界の中で、ウィッチの魔線がチラチラ見える!

 タイミングを計りつつ、ウィッチへの落下速度は上がっていく。


「ここだッッ!!!」


 左手を銃のように構え、ウィッチの目の前で魔法を発動させる。

 詠唱中のウィッチは避けることができず、雷電の咆哮を真正面から食らう。

 吹き飛ばされ、壁に打ち付けられるウィッチ。

 ニケは、魔法を発動したときの反動で反対方向に落下した。


「ぐはッ……!!」


 身を強く打ちつけ、転がる先はアンデットの群れの中だ。


「ニケェェェェッッ!!!」


 ミーチェは、それをみると広場の中央目指して走り出す。


「くっそ、ニケ坊しくじったか!」


 同じくレインも、広場の中央へと走り出す。

 それを見ながら、ニケの下へと走りだすシロ。


「来るなッ!」


 起き上がりながら、ニケは叫んだ。


「今きたら……囲まれて……終わる!それだけは……それだけは、だめだぜ。俺は……大丈夫だからそっちを頼むよ……」


 頭から流血しながら、ニケは二人に呼びかける。

 

「だが!そのままでは、お主が危ないであろう!」


「こんなところで、変な意地張ってんじゃねぇぞニケ坊!」


 泣きそうな叫ぶ声を上げるミーチェ。

 苛立ちを覚えながらも叫ぶレイン。


「へへ……なら、やってやるさ。見てろ!これが俺の魔法だ!」


 ニケは、両手を大きく開く。


「まさか……お主の魔力は、残り少ない!馬鹿な真似はよせッ!!」


 ミーチェは敵を薙ぎ払いながら、こちらにやってくる。


「師匠。あんたは、こんなところで死んだらいけない。レイン兄も!これから人を救うんだろ!なら、俺はここで死んでもかまわない!二人を守れるなら!最後に、二人の力になれるなら!」


 シロがニケの下にたどり着く。

 シロは障壁を呼び出し、アンデットたちに突っ込んで行く。


「ありがとう、シロ」


「ニケ!何をするかわからんが、へんなことだけは考えるんじゃないぞ!」


「わかってるよ、師匠ッ!」


 左手から双線、右手から魔線が引かれる。


「綴る!″雷電よ、我に力を、衝撃と共に敵を弾け″雷電の咆哮!」


「『多重詠唱』……」


「くっそ、どきやがれアンデット共ッ!」


 ニケの成したことに言葉を失うミーチェ。

 一方ニケの下へと行こうと、アンデットを薙ぎ払うレイン。

 ウィッチは、起き上がろうとするが電撃が身体を走り、思うように身体が動かないようだ。


「くらえぇぇぇぇッッッ!!!


 左右に展開された魔方陣が展開され、魔法を放った……。

 

最後までお読みいただき感謝です。

気づかない間にブクマなど増えていて恐悦至極でございます。

どういう展開になるかっといつも聞かれますが、プロットを書かずに想像だけで書いているので自分で思っていた話と違うのでお答えすることができません。

今回もかっこよかったですねぇニケ。

3人分+1匹の戦闘描写は書きにくいです、かなりw

でも、楽しいのでついつい書いてしまっています。

では、次回もお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ