表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢にまで見たあの世界へ   作者: ゆめびと
第0章~転生、そして長い旅路~
13/93

12話「2本の魔線」

自問自答を繰り返す中で、決意を決めるニケ。

ミーチェの元へたどりつくが、ミーチェは魔力がもうほぼない状態だった。

ひとりで戦っていたミーチェの元へ、ニケが駆けつける...!!!


「師匠...」


 前を向き、ロッククラブの元へと足を進めるミーチェ。

 ニケは、どうすればいいのかわからなく、声をかけるしかなかった。


「あとは、私一人で片付ける。お主は、休んでおるがいい」


 そういい残し、ミーチェは行ってしまった。

 

 ―――あの馬鹿者が、まだまだ子供だな...。

 さて、私一人であいつらに立ち向かえるのだろうか。

 正直勝算は、ほとんどないだろう。

 しかし、私がやらなければ誰がやる...

 ニケは、今日はもう無理だろう。

 ならば、せめて私一人で片を付けよう。


 ―――シロ...ほんと、ごめんな...。

 俺は無力だ、錬金術と魔法が使えるだけで...いきがっていただけだ!

 ミーチェ一人で行かせるのか?

 ふと、自分が自分に質問を問いかけてきた。


「でも。俺、また失敗したら...。次は師匠か、俺が死ぬ...。」


 お前は、このまま師匠が死ぬかもしれないのを見過ごすのか?


「だって、俺にはもう...シロもいなければ魔力も...」


 なら、魔力を補充してから後を追いかければいい。


「そう簡単に、言ってくれるなよ...」


 では、どうする?


「...やるさ。俺がやる、シロはまた召喚できるようになる...だけど師匠は...師匠だけは...!」


 わかってるじゃないか。お前が、持ってる力を出し切れ。


「やってやるよ...やってやるさ!」


 ニケは、瞑想を始めた。

 意識を背中に、いつもよりも深く。

 背中に集まりだした魔力が、脈を打ってるのがわかる。

 なんだろう、初めての感触だ。

 いつもより暖かく、強く脈を打つ魔力。

 しばらくして、いつもより魔力が大きくなっていることに気がついた。

 俺の身体で、何が起きてるんだ。

 今は、そんなことどうでも良かった。


「師匠、今いくからな!」


 ゆっくりと、眼を開けた。

 その眼差しは、決意に燃えていた。

 ニケは、走りだした。

 ミーチェの、後を追って。


「師匠...無事でいてくれよ」


 その足は、止まることなく早く、更に早く。

 引き返してきた道を、風のように駆け抜ける。


「ししょぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!!!!!」


 ―――ニケを置いてロッククラブと対峙してるミーチェ。

 

「私でも、流石にこの数は厳しいものがあるな」


 魔力も残り少ない、重たい身体を動かしながら。

 一匹、また一匹とその鎌で薙ぎ払う。

 そろそろ、魔力が尽きるだろう...

 最後に、またニケと話がしたかったのもだ。

 あやつはもう、ここには戻ってこないだろう。

 だめだ...力が...。


「ししょぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!!!!!」


 聞き覚えのある声だ...。


 ―――ニケが叫びながらミーチェの元へ向かう。

 

「師匠、無事か!?」

「はは、私としたことが...魔力切れを起こしたようだ」

「今すぐ安全なところへ...」

「いや、まだ戦える。が、倒せてあと1匹だろう」

「なら...俺がやるよ。師匠は休んでてくれ」


 ニケはそういうと、ロッククラブの元へと歩み始めた。


「ニケ!無理だけはするなよ!」


 その背中に、残った力で叫んだ。

 ニケは親指を立てて、歩いていく。


「まったく、ばかな弟子を持ったものだ...」

 

 少し離れたところに、移動したミーチェ。

 ニケに、もしもの事があったときのために瞑想を始めた。


「よお、おまえら」


 ロッククラブを、にらみつけるニケ。

 今ならできる気がする...

 左手に意識を、人差し指と中指に意識を...!

 2本の指から、2本の魔線が!


「ほら、できるじゃん...綴る!″雷電よ、我に力を、衝撃と共に敵を弾け″雷電の咆哮!」


 右手の人差し指を銃の形にして、押し寄せるロッククラブたちに向ける。

 人差し指には、2重の魔方陣が描かれていた。

 一匹のロッククラブのハサミが、ニケを捕らえようとした。

 ニケは、それを避けハサミを足場に高く飛んだ。


「真上から真下への衝撃波は、いかがでしょうか?お客様ぁッ!」


 真下を向いての降下、右手を下に向けロッククラブの頭上で放った!

 ドゴォォォォォンッッッ!!!!

 勢いよく放たれた魔法は、ロッククラブたちを巻き込み地面をへこませた。


「ふぅ...片付いた...のか?」

「まだだ!」


 瞑想を終えたミーチェが叫ぶ。

 突如背後の森から、地響きが伝わってくる。

 なにかが...こちらにくる...。

なかなかいいストーリになってまいりましたああああああ

私自身かいてて楽しいです、読んでて楽しいです!

次回も楽しみにしててください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ