表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/41

スキル高速反応

遅くなりましたすいません

背後から取り出されたナイフを顔に向かってつき出される。俺はそれを首を傾け、かわす。

「やっぱアンタ、ただの騎士じゃ無いな?」

暫くの沈黙

「相談が有るって言ったよな、それは、俺と闘ってくれないか?って話さ。そしたらこの町に入れてやるよ?」

危険なので、アルを少しばかり放して地面に降ろしてから、頷く。

「ありがとう、では…始めようッ!!」

一歩、一歩とマルとの間が短くなっていく、5~6メートル位だろうか、その程度近づくと、急に相手の動きがゆっくりになる。声や音が何となくだけど判る。

(少しパラメーターを弄るか?)

メニューを開く…動きが遅くなったりしないようだ。パラメーターを開き、ステータスポイントを筋力に5ふる。動きづらい…変わらないな、続いて俊敏に5ふる。少し速く動けるようになった。

背中の鞘から、大剣を取りだし構える。

相手からナイフをつき出されているが、俺は大剣を少しずつ動かし防ぐ…

(ん?)

武器がぶつかるたびに経験値のゲージが、ほんの少しずつ増えている気がする。


「うーっんっ!はぁ…」

(アルが起きたみたいだな。)

「え?ちょっと、あなた何やってんの!?って、危ないっ!ひゃー!ちょっ!、ちょっあぶっ」


マルは不敵な笑みをほんの一瞬だけだが見せていた。

(笑ってる?まさか、アルをまた狙うつむりじゃないデスヨネ?

スキルは使えないし、う~ん…ダメ元だ!)


(スキルッ!、高速反応!)

「ウゥゥゥ!、ガアァァ!」

(凄い!本当に遅い!止まって見えるぜっ!

相手の手からナイフが投げられかけてるなぁ…もう…はぁ)

回転し大剣を振り回すようにして投げられたナイフを弾くと同時に、スキルの効果が消えたのかわからないが、気にせずそのまま攻撃を開始する。

まずは、ナイフを投げた腕を切り落とす。その後脚を切りバランスを崩れさせる。最後に心臓に大剣を突き立てる…


「貴方、止めなさい!」


事が出来なかった。

(せめて、吐きながら言わないで欲しかった。)


「オエッ!」

(き、汚い…)

「大丈夫ですか?マル隊長。今、傷を治します…スキル、ダブルヒール」

「あぁ、すまないな、ところで黒い騎士よ、お前はもしかしてバーサーカーか?」

情報は、多いほうがいい。バーサーカーってバレても別にどうでも良いし。何かしら聞けるかもしれない。さらにデメリットが無しで情報が得られることは好ましいことだ。


(頷いておくか。)

よろしくです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ