掃除
「あしたには、掃除を始めませんか?」
は?
急にそう言ったのはアルだった。
「最近、寒くなってるそうなの、でねライト…近々雪が降るみたいなのです」
雪か…
向こうの世界じゃ余り見なかったけどどれぐらい降るのかな…
まあ、まだ時間も有るみたいだし屋根とか直せる所は直したり温かく過ごせるようにした方良いな…
「ライトは何か出来るですか?」
気を育てる事が出来るから、えーっと、確か壊れた壁がいくつかあったような、あったあった、植物を魔法で育て、形を整えてっと!
「へぇー、すごいです。壁の穴が無くなってる…じゃあ…で、では、家の補給お願いしますねライト!」
どっかに走ってった、
話し方何とかならないかな…
最近考えてばっかりだなー
ゲームとかやりすぎだったし、話せないからこうなったのかな?
ああ!もう!仕方ないか…うん!仕方ない!
とりあえず壁治したら寝よう…
ふぅ!終わった終わった!
以外と楽しいんだよね!これが、各部屋に入って、風がなくなるまでひたすら穴を潰す…
地味だったけど
イヤー疲れた疲れた
メリメリ
メリメリ?何?
「ガアアァァァア!」
おい、街中だぞ?さっきのがバーサーカーじゃなきゃ、ヤバいぞ?モンスターとか話にならん!
窓を開け確認する
え?ワイバーン?
何でこんなにいんの?かなりの体数だぞ?この町は何してんの?
あれ?ウチの周りにしかいねぇ!
「おい、キサマ!」
ん?
「お前ドラ!キサマしかいないドラ」
俺か!
「私はワイバーンの主、ドラコニス!ドラ…キサマに話があるドラ」
「よくも私の仲間を襲ったな!」
さて、何処に居るのかな?ちょっと判らないな暗くて
「ここドラ!」
ここは二階、声の主ははるか下…玄関の前
ちっちゃ、人みたいな形してんな!
いや、喜んでないぞ?
「こっち来るドラ!」
えっと俺の剣俺の…
ビュン
「ヨンダカ?」
ちょっと面倒事があってな、護身用だよ
「コイツラノコトカ?」
判るか?そうだ
「ナラ、ミヤスクシヨウカ!スパーク!」
光の玉か、明るいな
「まぶしいドラァー!」
以外と露出が多いなこいつも…
「ライト何事?です?」
「ライトさん遊んでないで掃除を…」
なぁ、俺も浮かせれるか?ここから飛び降りたら…