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木刀回収
この棒切れどうしよう？
さぁ、問題です。質量保存の法則だか知らないけど同じ物は形を変えても、質量、元の重さは変わりません。
では、この大木一本を小さくまとめあげたこの木刀…
持てると思いますか？
間違いなくこの武器は最強だろう！重さ、材料の手頃さ…切れ味はわかんね
でも、使えなきゃ意味がねぇ
「オイ、オマエ」
謎の声か
「ナゾジャネェ！」
「クッソ、コンナトコニトジコメテ、ムシカヨ」おいおい、新しい能力かぁ？
「オレハ、ヨウセイッテヤツダヨ…」
は？
「ハ？ジャネーヨ！アンタガコンナノノナカニ、コアナンテイレタカラ…」
なんか不味いのか？
「マリョクニサソワレテ…キチャッタ♥」
きめぇな
「ウルサイ！モッテカエレヨ！オレヲモッテカエレヨォ！」
うるせぇな、重くて持って帰れねぇんだよ。
「ソレナラカンケイネェヨ？ヒカリ・キゾクセイマホウガツカエルカラ、ヒカリマホウデウケバイイ」
マホウッテベンリダナー
よし、なら持って帰るか。
アルとモフには先に帰って貰っていた
よく伝えたと思わない？でも、教えないー！
「ライトお帰りなさいです！」
「え？！帰ってきてます？」
そう言えば、少しずつ仲が良くなってるような気がするんだよ。
「ライトさんお帰りなさい」
頷くしか出来ない…言葉話したいぜ
「モフ！今日は私、ライトと寝たい…です？カッコ良かったし！ご褒美と、えっと、その…自分のために…」
ヘぇ…え？
まじで！？
生まれてこのかた、添い寝なんかしてもらったことないよ？
「ダメです！」
え？
「私も一緒に寝ます！今日の氷の剣を飛ばす魔法！かっこ良かったです！少し」
なんだと！
両手に花？
妹にうせろって言われた男だぜ？
嬉しくって涙…もとい目から汁が…
男で幸せを初めて味わう…
明日死ぬんじゃねぇよな？
ちなみに木刀は家に入る前に玄関入口近くの地面に刺してます
