道のり
後一回
「そう言えば色々話忘れたなー」
「しかし、何かおかしなところがあったのですか?あの人たちのスキルに」
「マルスくんか、うんそうだよ。高速反応、反応速度+10、自動迎撃、経験値+?あと、経験値の共有…
どれも聞いたことがないスキルなんだー」
「そういや、ライトと言う狂戦士、戦いの途中からどんどん強くなっていたぞ!」
「少しズルすぎるよねー…」
「ライトー、モンスターみたい、なんかいる!」
(オウッ!)
「オオッ!」
道から少しそれた所から音がする。
出てきたのは、かなり大きな鼠。
前歯が危ないよね。
「ビックマウスね!少し初心者には少し強いみたいです!気をつけて!」
あえて、大剣を前歯にぶつけてその反動を回転に回して胴辺りをなぎ払う。
しかし、血は出ない…
ヒールか?アル…そんな風に回復魔法を使うのかい?
まぁ体力は無くなってるから回復しないけどねぇ
「どうですか?魔法使えるようですよ!」
頷いて進むように促す。
アクシデントは何処でも有るみたいだ
進むにつれて道の近くに生える草の丈が高くなってきた
ススキのような草だ
まだ日もあるし少し進んだら夜営しようかなと、思ってるところに
「だれ、か…たすっ、け」
小さな声が聞こえてきた
草むらの中からか?
「ライト?どうかしたの?」
聞こえなかったのか?