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その5

■ありえないこと


商人と盗賊が酔っ払って大騒ぎをしたとのことで騎士団に捕まり裁判に引っ立てられた。

裁判長が質問する。

「ところで、騎士団長、どうして二人が酔っ払っていたと判断したのかね?」

「それはです、商人が金をばら撒いておりました」

「なるほど分かった。それでもう一人は?」

「盗賊はその金を商人に投げ返しておりました」


■酒飲み


「おい聞いたかい、ドワーフのオヤジが酒場の外でひっくり返って死んじまったとよ」

「入るときかい、それとも出るとき?」

「入るときだってさ」

「ウヘー、そいつは悲劇だ!」


■鉄砲


貴族が召使を連れて狩りに出かけた。

水辺に鳥が沢山いるのを見つけ、鉄砲の狙いをすまして、ダダーン!

ところが、鳥は一羽残らず飛び去り、お供は目を回して倒れてしまった。

お供がようやく目を覚ますと貴族は怒って

「狩りの従者が鉄砲の音に驚いて倒れるとはなんだ、臆病者め」

と言えば

「鉄砲のせいではございません。あれだけ沢山いる鳥に当たらなかったご主人様が気の毒で目眩がしました」


■時季外れ


「毛皮は夏に買ったほうが時季外れで安くていいぞ。冬は高くなる」

「いやいや、そうも言えないね。真昼間に蝋燭を買ったけど安くなかったもの」


■あべこべ


商人が召使を連れて買い物に行く。

ある店の前で品定めをしていたが、通りにはゴロツキたちがぶらぶらしているので、お供に向かって

「おい、私はこれから奥で店主と話をしてくる。店先に人相の悪いのがいるから財布に気をつけろ」

「はい」

と言って、商人が奥に入っていった途端、召使は財布を持ち逃げして一目散に駆け出す。

それを見たゴロツキ

「泥棒!泥棒!」

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