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美味しいご飯を食べよう  作者: 櫻木サヱ


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家族の味、未来への挑戦

晴斗は、この一年で料理の楽しさと、人と食を通して生まれる絆を学んできた。妹の美咲、幼なじみの陽介、そして町の友人たちとの数々のドタバタや笑いが、彼の生活を彩っていた。


ある土曜日、晴斗の家に美咲がやってきた。


「兄ちゃん、今日は特別な日だよ!」


「特別?」


美咲はにこやかに言った。


「今日は家族みんなで集まって、晴斗の成長を祝うホームパーティーをするんだ!」


晴斗は少し照れくさそうにしつつも、胸が高鳴った。今日の主役は自分の料理――今まで学んできたすべての経験を活かす日だ。


台所に立つ晴斗の前には、美咲と陽介も手伝いに来てくれる。メニューは「家族の味を取り入れたスペシャル定食」。煮込みハンバーグ、和風副菜、手作りマフィン、さらには彩り豊かなサラダまで。


「兄ちゃん、自信あるの?」


「ある……たぶん!」


最初は緊張していた晴斗も、調理が進むにつれて段々と笑顔が戻る。煮込みハンバーグを焦がさないよう注意しながら、野菜の下ごしらえや味付けにもこだわる。美咲はアシスタントとして細かい指示を出し、陽介は盛り付けやデザートの仕上げを担当。


「兄ちゃん、盛り付けはこうすると華やかに見えるよ」


「なるほど……うん、いい感じかも!」


やがて全ての料理が完成し、リビングには家族全員が集まった。母親や祖父母も駆けつけ、テーブルには晴斗の手料理がずらりと並ぶ。香りと彩り、そして家族の笑顔が一体となり、部屋はあたたかい雰囲気に包まれた。


「いただきます!」


晴斗が声をかけると、家族全員が食事を始める。煮込みハンバーグを口にした母は目を細め、祖父母は「これは美味しい!」と喜ぶ。


「兄ちゃん、やるじゃないか!」


陽介が笑顔で褒めると、晴斗は照れくさそうに笑った。


食事の合間、美咲が手作りマフィンを差し出す。みんなで一口ずつ味わうと、甘さとふわふわの食感に自然と笑顔が広がる。


「料理って、やっぱり人を幸せにするね」


晴斗は心の中で思う。失敗しても、焦っても、笑い飛ばせば大丈夫――料理の本当の楽しさは、人と分かち合うことだと実感したのだ。


食後、家族や友人たちと片付けをしながら、晴斗は未来を考えた。これからも、自分の料理で人を笑顔にしたい。そして、自分らしい味を追求していきたい。


「次はもっと挑戦してみよう……」


その夜、リビングには空になった皿と笑い声が残った。晴斗は満足げにソファに座り、心の中でそっとつぶやく。


「料理は、人をつなぐ魔法だ――これからも、ずっと……」


こうして、晴斗の料理生活は一つの節目を迎えた。失敗も成功も、笑いも涙も、すべてが大切な経験。家族と友人、そして食のつながり――それが、晴斗にとっての「未来への挑戦」だったのだ。

スペシャルホームパーティー定食(2人分)

材料

•煮込みハンバーグ:2個(第4章レシピ参照)

•ほうれん草のおひたし:1束

•ご飯:2膳分

•サラダ(レタス、ミニトマト、きゅうりなど):適量

•手作りマフィン:2個(第9章レシピ参照)

•ソースやドレッシング:お好みで


作り方

1.煮込みハンバーグを温め、ご飯とほうれん草のおひたし、サラダを盛り付ける。

2.手作りマフィンはデザート用に添える。

3.彩りよく皿に並べ、家族や友人と一緒にいただく。


ポイント:家庭料理は見た目よりも、作る楽しさと共有する笑顔が大事。盛り付けや食材はアレンジ自由でOK。

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