届かない指先で。
数㎝の まるで まぼろしのような
直ぐ 傍にいたのに
僅か 1㍉にも満たない
どうしようもない この衝動 鼓動
弾むビート 滲む眼差し
気付いてくれないんだろうなぁって
いつものように
華やぐ 路傍の花弁と たおやかに撫でる風
あなたの 一番でありたいっていう我が儘と
思春期から 離れきれない センチメンタルな蕾
結局 いつも通りに 付かず離れず
凛々しくも
その健やかな笑顔は 向日葵のように
蒼空とは対極的な 優しさに包まれた気分
勘違いから―― 気分 手を繋ぐ