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詩という名の吐露

桜あわせ

作者: 三千


桜あわせ


散った

花びら

風に

遊ばれ

すべて

日だまり

雨だまりに

落つ


君と歩く 肩を並べ 桜並木に雪柳 どちらもゆらと揺れて それだけで こんなにも 満たされながら 桜 見上げては 笑い合って 手に持つポテトを 食べながら デートなのに なぜポテトがトルネード? 美味しいから 別にいいけどさ 食べていいよと 差し出すだけで なんだろう 桜も最高だけど この胸も最高潮 夢のように 幸せで その幸せは まだ始まったばかりの 立体のパズルのように ひとつひとつと 組み立てていく最中さなか


散った

花びら

風に

遊ばず

すべて

日だまり

雨だまりに

浮かぶ


君の姿が桜の花びらのもと

足取り軽く クルリと回る

君の姿に桜蘂さくらしべした

笑う顔を見つけては 泣きたくなるほど


好きだなあと思う


桜あわせの、幸せ







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― 新着の感想 ―
[良い点] 満開の桜の下を歩いていると、自分の知らない人たちがそこで体験した事が、感じられるような気がして来ます。 楽しい語らい、別れの宴、色んな場面が、その場所の記憶として、残っているような気がする…
[良い点] 色々な要素がさりげなく対になっている点も、素晴らしかったです。「散った 花びら」から始まる連の僅かな違いと、そこから生まれる情感にキュンとしました。 [一言] 目にも耳にも美しく響く、豊か…
[一言] Oh! /(^o^)\ 桜あわせ(ちらっと)→ 互い違いの桜(さらっと)→ 互い違いの桜(じっくり)→ 桜あわせ(今ココ)、の順番で読んでました。 ☆を入れたハズなのにどうりで互い違いのほう…
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