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タカギ~絶対に勝つ勝負師~  作者: 黒羽 迅(ポロ)
5/5

小さな信頼

ギャンブル紹介

・ダイスダウト

①ゲストは自分が出す金額を言う。

②ディーラーはサイコロを振り、サイコロを筒に入れる。

③ゲストはサイコロの目を言う。(Firstジャッジ)

④ディーラーはゲストが言った目が合っていたらそこでゲストの勝ち。

違っていたら「No」と言う。

【これを三回行う】(ただし、三回の内一回だけ「ダウト」と言うことができる。また、言わなくても良い。)

⑤ゲストが当たればゲストが出した金額の2倍獲得する。 負ければ出した金額を失う。

あたりは静まりかえり、ディーラーの横山はポーカーフェイスでナオスケを見ていた。


「さぁ、どうしますか? ナオスケ様、まだゲームは終わってません。まだあなたには勝てるチャンスがある。さぁ!」と言うと横山は床に倒れてるナオスケを無理矢理イスに座らせた。


会場はとてつもない空気に包まれた。

誰も体験したことのない。深く、薄く、そして重い空気に。



そして沈黙が5分ぐらい経ったとき、


「お兄さん、戦わないの?」と、


ナオスケに声をかけたのはタカギだった。


「フフッ、お前には関係ないだろ。帰れ。ここはお前が来るところじゃない。」

ナオスケはタカギに言った。



しかし、タカギはそう言われても帰らなかった。


「お兄さんは負けてるね。 床に倒れてる時点で何らかの勝負で負けてて、そしてそっちのディーラーさんの目の前には多額のお金があり、

お兄さんにはあと約100万ぐらいあるね。」

タカギは急に分析しはじめた。


「何言ってやがる!いいから帰れ!!」

ナオスケはテーブルを叩き言った。


「僕はこのギャンブルの内容は知らない。でも、勝てるかもしれない。僕がやっても。。」タカギはナオスケに言った。


そして、会場がざわめきはじめた。「あの子供が?勝てる?」、「無理だな。子供だぞ?」


【あいつは子供、だから無理】


この空気が会場を包みはじめた。


「おい、なんで勝てる?」ナオスケは聞いた。


「このゲームって簡単に言えば確率ゲームでしょ?サイコロ使ってるらしいし。」タカギは言った。


「たしかに確率ゲーだ。だが、」とナオスケが言うと


「だから!!俺を使ってくれ。今のままじゃ絶対に勝てない。勝つんだろ?」

タカギはナオスケの目を見て言った。タカギの目は純粋な目だった。


「・・・わかった。お前の名前はなんだ?」ナオスケは聞いた。


「俺の名前は高城勇削。」タカギは答えた。


「タカギ、俺はお前を信じる。この空気の中、よく喋りかけてきたな。」ナオスケは笑いながら言った。


この重い空気を変えたのはタカギ。


ついに、タカギ始動!!


二週間に一度更新します。

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