アイワズボーンinどこか。
すやすや、すやすや。目の前の景色が急激に変わっていく。頭の中が不思議と当然のアイデアで揺れ動く。
はっ!
片目を開ける。
目がまだぼんやりとしている。今度は両目を開ける。やはり眩しい。
しばらくすると目が光に慣れて、眩しさはなくなった。
しかし、体が異様に重い。そして、力が全くといっていいほど入らない。景色をよく見ればそこは、確かにどこかの部屋なのであるが、全然見覚えがない。それ以前に更に透明な壁が目に入った。
そう、俺は部屋の中で更にどこかに閉じ込められていたのだ。
それは不思議というより、恐怖というより他なかった。見覚えのない部屋、そしてこの監禁されていると思われる状況、俺は必死になって頭をひねって、今のこの現状を理解し、打破しようと努めた。
ふと、自身の体を見た時だった。
「えっ?」
俺の口から自然と驚きの言葉が漏れた。
なぜならば、俺が見た自身の手はとても小さくそれは大人の手とは到底呼べそうもない代物だったからだ。
皺皺の手、そして俺は更に、視線を下へと持っていく。
皺皺の足が見えた。
何だよ、この状況は……。これじゃあ、まるで……まるで生まれたての赤ちゃんみたいじゃないか。
「はっ?」
俺はあることを思い、首を動かせるだけ動かし、辺りの景色を探った。
まさか……まさか本当に赤ちゃんになったっていうのかよ。
俺が見た景色、それはたくさんの様々な、生まれたばかりの赤ちゃんがいる新生児室の景色だった。