鏡に映った微笑み
掲載日:2026/06/18
生まれて初めて
ガッカリしたのはいつだったかな
彩りどりのきよみずが
小雨となって新しい歌を振らせたときかな
ただ世界だけを
淡く淡く愛する笑顔をおおい尽くし
麦を踏む水車小屋みたいな音を立て
ちょっとまえまで好きだった
悲しい背中のひとの足跡をみる
むかしなら夕立といった
豪雨が街も心も
サッパリ洗い流すよ
どんな気配を感じつづければよい?
天賦の才なんて
たれかもつか?
星空を真っ黒な紙ヒコーキが飛ぶ夜に
愛だけが斜めよんじゅうごどで
突き刺さる流星の儚さで
瞳をつむるな
星をただ刺せ
そしてなにより正しかった
だなんてだれにも誇れやしないが
生まれて二度目にガッカリしたのは
いつだったっけな
悲しみだけか不幸と信じたい微笑みの
鏡に映った顔にゾ───ッとしたときかな




