表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/15

隠れ鬼・・・その続き

あれから後の、隠れ鬼・・・はたしてどうなったのか!?

(隠れ鬼☆)

日はもうすぐ真上にこようとしていた土曜日・・・。月光寺(木下桜ちゃんと天音ちゃんの家)の庭で・・・。俺は、倒れていた・・・!?・・・せみ達は俺をばかにしてるように騒がしくなった・・・。それにしても暑っちぃ・・・。インドア派の俺は10歩歩いたところでダウンだ・・・。って思っているが実際だるいだけである。なんたって、じゃんけんで負けて最初に鬼になるのはたぶんほとんどの人はだるいと思うだろう・・・。てか思え!思わないと人じゃねー!

 おっと、いけねいけね。ここは執念場だ(?)。過去のことより今を楽しめ!って誰か言ってたよな!よし、探すか!

 そう思い、俺は一人寂しい思いをそらえて立ち上がる。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・むっ!?」

早速だが気配!これは、りんの気配だ!俺って結構気配が分かるんだよね♪そしてりんの気配は・・・!?

脳回路がぐるぐると光の速さで回りだした・・・。

「・・・・・・・・・・・・・・・りん!お前は・・・ここだーーーー!」

指を指したその先は・・・寺の床下!つまり寺の建物と地面の間の隙間だー!

「いや・・・龍ちゃん。うちはここだよ。」

そのとき・・・上の方から声・・・。もしかして・・・!?

「りん!ここであったが58年目!見つけたぞー!」

「あかん!うち思わず教えてしもうた!逃げにゃあかん!あわわわ」

そこにいたのはやはり、りん!寺の屋根にのっている!結構危ねーが早くのぼらないと!・・・そう思ったが、結構屋根が高い・・・はしごなんかもないし、あいつはどこから!?

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まさか!?」

俺は寺の裏にある落ち葉がたくさん集まって山になっている場所へ!

「逃がすものかーーー!」

俺は落ち葉のところへスライディング!!りんは落ち葉にふわっと!・・・・・・・・・・・ふわっと?

「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」

俺は見てしまった!今日は何て運がいいのだろう(?)。このまま死んでも構わないや!今の俺の顔は幸せに満ちているだろう!仏様よりたぶん満面な笑顔だろう!

「りん!捕まえたと!ふふふ!りん、今日はスカートで良かったね☆」

俺はりんをタッチする。りんは顔を赤くして答える!

「触るなー!このド変態野郎がー!」

バチン!

答えたっていうより怒鳴ってる!俺の顔は今どんなだろう!?今も笑っているのかな?それとも絶望に満ちているのかな?まぁどっちにしても・・・顔が赤いのは変わらないや!だって・・・りんが叩くんだもん!

俺は永遠の眠りにつくだろう・・・!けど俺は幸せでした!みなさんありがとう!これで第1章は終了・・・

「終わらんやろ!思わずやってもうたが!大丈夫かー?」

あら!心の中読まれた!?

「あはははは!俺は大丈夫さー!今幸せに満ち溢れているよー!」

ビシッ!

俺の頬に1発目より強力な2発目の爆弾が落ちてきたのだった・・・。


(隠れ鬼★)

あれから、俺とりんは一緒に行動していた。相変わらず俺の頬は腫れている・・・。あれは事故だよな!俺だけのせいではないよな!なのに俺の頬は悲惨な事に・・・。言葉も一時はまともにしゃべれないであろう・・・。

「にゃあ(なあ)!りん!おみゃえ(お前)がりゃん(らん)だったりゃ(ら)、どこに行く?」

やっぱり、上手く喋れん・・・。

「ひひひひひ!龍ちゃん!滑舌が悪い!面白いね!はははは!」

誰のせいだ!明らかにお前のせいだろ!

「うーんと、うちがらんやったらなぁ・・・。いくら姉弟でもそげいなこと分からんよ!」

「そうか・・・。てか、お前ら姉弟って双子じゃないのに双子並みに似てるよな!」

すると、りんは目をつりあげる!

「似てないよ!性格は正反対だから!」

あれ?そんなに否定するか!?まぁきっとまだ喧嘩中なのだろう・・・。

「うちがもし、らんやったら・・・。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?




 ぽちゃん。鯉がたくさんいる池に俺達はたどり着いた。りんはここにらんがここにいるという・・・。いや・・・隠れようにもこの池はあり得ないだろ!

「らん!?池のどこにいるんだ?あーー分かった!あのでかい岩の後ろだな!」

らんは首を横に振り、指を指す!

「あれは・・・・・・・・・・・・・・・竹筒!?だよな・・・?」

りんは呆れてその竹筒を見ている・・・。

「まさか・・・。ねぇ?遊びにも関わらず、ここまで隠れるわけないよな!?」

りんは俺に向かって指を指す!

「龍ちゃん!見なかったん!?さっき優香がくれた、隠れ鬼ルールブックみたいなやつ・・・。隠れ鬼は遊びでやらずにみんなは戦争みたいな、感覚でやってるんや!あのルールブックやてみんなにくばっとんよー!」

おいおい、ちょっと待て!なんかそれ初耳なんですけど・・・!?

 そう思っているとりんが続けて話しかけてだす・・・。

「それでね、らんって、昔から隠れるの下手やからいつも最初に捕まっちょったんよ・・・。んで本人なりに考えて一番いいって考えたのがここらしいんやけど・・・。うちらには全然通用しとらんかったから・・・あいつは一時隠れ鬼不参加やったんや。今日久々参加したのは・・・勝てる相手が見つかったって・・・言うとったよ。」

それも、ちょっと待て!あいつは俺に確実に勝てるって思ってたのか!?まぁ確かにりんが言わなかったら分からんかったがな・・・。

「まぁ・・・、早速捕まえるか。」

俺はそう言い、竹筒の上の穴を手のひらで押さえる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10秒位たって、水の中から気泡がブクブクと浮いてきた。・・・さらに、何かが浮いてきた。

「ぶはーーー!きつい!誰だよ!俺の忍者7点セットの一つ!たーけづつの穴を塞ぎやがったのはーーー!!!」

「見つけた!」

そして、後ろのほうにいるらんがタッチする!ヤッター!と思う反面、らんの服装を見るとがっかりする。

「らん・・・。お前の服装・・・。」

すると、りんは恥ずかしそうにして、らんはよくぞ聞いてくれました!とばかりに喋りだす。

「あっはー!龍ちゃん!気になるー?これはね!通販で買った、これを着れば忍者になれる。忍者7点セットなのさ♪」

りんは呆れと恥ずかしの目でらんを見つめている・・・。らんは自慢げに鼻下をかいている!

「さすがの俺でもひくかも・・・。」

俺は愉快な姉とコスプレの弟をひきつれて次の標的、桜ちゃんを探すのだった・・・。


(隠れ鬼♪)

じりじりと夏の暑さの光が俺達3人を照らし続けている・・・。

「何で、よりによって桜なんや?」

あいからわずの方言(?)で俺にりんが話しかける。

「何でって・・・、そりゃー!桜ちゃんが最初はパー戦法を提案したんだろ・・・?」

すると、らんがびっくりした表情で俺を見つめる。

「えっ!?龍ちゃん、気づいていたの!?俺達が作り出したサイン!」

まぁ、わかりやすいサインだし・・・。でもそれに引っかかった俺って・・・?

「桜は一応ここの寺の子供なんよ!隠れる場所は無限にあるって言ってたし・・・。」

りんが言うとらんは隣で頷く。

「ふん!お前ら何ビビってんだよ!?隠れる場所が無限?ははは!そりゃ好都合なんだよ!」

俺の強烈な一言に2人は理解できてないようだ。

「つまり!無限だがなんだが知らんが!その力と対等な力!つまり無限の隠れ場所があるのなら、無限の力で探しだすんだ!目には目を!歯には歯を!無限には無限で対応してやれー!」

キラーン☆決まった。

「さっさと龍ちゃんなんてほっといて桜を探そう!」

「よし、そうするか!」

俺の隣には誰もいなく・・・2人は俺を見捨てて遠くにいる!遠くにいるのに関わらず声が聞こえる・・・。わざと聞こえるように言ってるだろ!

「くそー!お前ら俺の名言を無視してそんな所に・・・。そこで待っちょれ!」

だが2人はもう見えなくなっていた。

「たく・・・あの双子じゃなくて姉弟は、どこまで俺のこと馬鹿にしてるんだよ!今に見てろ!・・・と言いたいところだがちょっとトイレ!」

そう言って俺はトイレを探すけどどこにもないな・・・。寺の中にわざわざ入るのは何だし・・・。

月光寺の庭の隣にはまだ刈り終えてない草むらが・・・。

「ごめんなさい神様!今日だけは許してください!」

俺は思わず声に出して言った。そんな事より漏れちゃう、漏れちゃう!

俺は草むらに入りなるべく人目に入らないところを探す。・・・あったあった!

「はー!人間が自然と一緒になるいい時間だよな!でもこれは男にしかできねーよな!女って・・・。」

「ぶー!龍牙くん!女がどーしたの?」

「あー!女がかわいそう!って言おうとしたんだよ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ!

「ちょっと待て!何で桜ちゃんここにいるんだよ!」

すると桜ちゃんは笑って答える!

「ぶー!私はここで隠れているのです!龍牙くんはトイレですね☆」

「そうそう!トイレ!って見てるんじゃねーーーーーーー!」


その後、20分。俺達は4人に増えたが、優香と天音ちゃんが見つからずひたすら探し、木の上にいた優香はなんとか見つけた!天音ちゃんは寺の中で眠っていた!木下姉妹!範囲こえてるから!失格!!

よって、この勝負俺と優香が勝者となり、漫画を読むより楽しい1日となったようだった。

 だが、一つ気になること・・・。月光寺には、学校の裏山につながる道がある。

そこには、立ち入り禁止の看板が立てられていた・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ