休日
初めての休日・・・。
仲間たちと・・・。
今日は、土曜日!もちろん学校は休み!今日は家でゴロゴロしとこうかなー!っと俺は思い、家のリビングで新発売の漫画「竜の玉」を読んでいた!なかなか面白い漫画だ!今日は、コミック一巻から読み直してみるか!と思った時だった!
トゥルルルルルルル!っと音がした。
「龍牙ー!電話よー!」
やはり電話だったようだ。てか、お袋電話出るの早っ!と思いつつ、一体引っ越したばかりの俺に誰が電話してるんだ?と疑問に思った。そして、お袋から受話器を受け取り話す!
「もしもし、俺だけど!」
俺が話すと電話主はフフフと笑い話す!
「ありゃりゃ、龍ちゃん!そりゃおれおれ詐欺!?ちっちっち!あたいから金を奪おうなんて139万年足りないよ!」
受話器から聞こえた声は昨日も嫌な程聞いた声だった!
「お前、もしかして・・・優香か!? 何でお前が俺の家の電話番号を知ってんだよ!? それも、そのきりの悪い数字はどこから出てきてんだよ!?」
そう電話主は優香だった!
「にゃはははは!あたいは優香とはまだ一言も言ってないもんねー!そのまま、お金を振り込むのだ!龍ちゃん!」
「いやいや、その声と話し形からして優香しかあり得ん!それも自分から正体ばらす詐欺師がいるもんか!」
ピキーン☆どうだ俺の推理能力!自分ながらいけたはず☆
「いやー!お見事お見事!自分の推理能力に今頃うぬぼれてるんでしょう?」
なっ!何で分かるんだ!?俺、口に出しちまったか!?
「ふふふ!今、何であいつ分かるんだ!って顔してるでしょう?違う?」
なっななななな!何で分かるんだよ!俺言ってないよな!
「ニャハハハハハ!ところで、龍ちゃん!今日用事とかある?」
疑問に思っている俺に予想していた会話がやはりきた!ここは暇じゃないと言わないと漫画が俺を呼んでいる!
「あぁ!実は今日・・・」
と言おうとした瞬間だった。
「漫画読むとか言わないでよ!?「竜の玉」のコミックを読破するとか言わないよね~!?」
なんなんだ!?こいつ次から次へと俺の事が見えてるみたいに・・・・・・・・・・・・・。
見えている!?
俺はリビングの窓の所に駆け寄り、窓をおもいっきり開けた。
「ありゃりゃ!?龍ちゃんおはよー♪」
「おはよー♪じゃねえよ!」
そこにいたのは、携帯電話を片手に持って、物陰に身を潜めていた優香だった!