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絶望

ギンガ

『いいから早く行け!!』

エステル

『わ、わかった。』


【エトス村 南側】

エステル

『うっ、うっ、パパ、おじさま、おばさま』


夜道で何度も転びながらも丘の方へと向かう。


しばらく進み、エステルは立ち止まる。


『そ、そんな。。。』


目の前にはラステルの遺体。

そしてその背後にはエステルの母、多くの村人の変わり果てた姿があった。


『ラステル兄さん!!ママ!!。。。みんな。。。』


『なんで、、、なんで、、、

 ああああああああああああああああ!!』


その場で泣き崩れる。


しばらくすると、背後から轟音が鳴り響いた。


『うっ、うっ』


後ろを振り向くと、先ほどまでギンガといた場所から火柱が上がっていた。


『ギンガ、、、ギンガ、、、』


エステルにはもう何がなんだかわからない状態であった。


完全に思考は停止し、頭の中は真っ白になり無意識で来た道を戻っていく。


『ギンガ、、、ギンガーーー!!』


目の前には倒れているギンガの姿があった。


『なんで、、、どうして、、、わたしもうどうしたらいいか、、、』


絶望に打ちひしがれる。

ギンガを(かか)え、泣くことしかできなかった。


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