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ep49「形態変化」

第3章『水の大精霊 オンディーヌ』

ep49「形態変化」


『 』・・・キャラクターのセリフ

【 】・・・場所・状況またはそのキャラクターの心の声


(つか)・・・刀剣や弓の手で握るところ。握りや(つば)などがある部分の総称。

剣身・・・刀剣のなかみ。実際に何かを斬る部分。

【1週間後 べコン街道(かいどう)

ギンガ

『イフリート!!

 第二形態(だいにけいたい)!!』

イフリート

『うむ!!』


炎の剣身(けんしん)が大剣から片手剣のサイズに変化する

同時に(つか)も片手剣のサイズに合わせ縮小する


ギンガ

『火の叫び THE() FOURTH(フォース)


 炎々乃流斬(えんえんのながれざん)!!!』


スパイダーの群れを次々と斬って焼き払い、消滅させる

仕留め損なった1匹のスパイダーが逃げ出す


ギンガ

『逃すか!

 イフリート!!

 第三形態(だいさんけいたい)!!』

イフリート

『うむ!!』


炎の剣身(けんしん)が片手剣から短剣のサイズに変化する

同時に(つか)も短剣のサイズに合わせ縮小する


ギンガ

『おっりゃあああ!!』


スパイダーに炎の短剣を突き刺し、スパイダーは消滅する


ギンガ

『やったぜ!』

モルガン

『なるほど

 敵の数や強さに応じて剣身のサイズを小さく変えることで魔力量を抑えてるってわけね

 ギンガにしては少しは考えたじゃない』

ギンガ

『だろ!?

 だけど、オンディーヌの場合は逆に形態を変えるごとに』

エステル

『みんな!

 ご飯できたよー!』

ギンガ

『おっ!

 待ってましたー!』

モルガン

『いいにおい。。。』


全員でビッグハンバーガーを食べはじめる

パンズの間には、上から目玉焼き、トマト、チーズ、分厚いハンバーグが2枚挟まっていた


モルガン

『お、おいしい

 これがハンバーガー。。。』


モルガンはリスのように両頬(りょうほほ)に食べ物を詰めながらビッグハンバーガーを食べている


アイン

『しかしまさか本当に武闘会がさらに1週間延期になるとはね、、、』

モルガン

『ちょうどよかったじゃない

 修行の時間が延びて』

ギンガ

『でもなんでアインちゃんまで魔力トレーニングしてるんだ?

 アインちゃんの攻撃は「技」だろ?

 魔力よりも体力を鍛えた方がいいんじゃないか?』

アイン

『なに言ってるのよ!?

 わたし一人だけのけ者にして、あなたたちだけ青春を味わおうとするのは許せないわ!』

ギンガ

『いや、別にそういうわけじゃ、、、』

アイン

『っていうのは半分冗談で、、、

 ちょっと試したいことがあったのよ』

エステル

『試したいこと?』

アイン

『ええ、まだ未完成だけどね

 完成したらお披露目(ひろめ)してあげる』

ギンガ

『でもあと1週間どうするんだモルガン?

 今までと同じことやってれば大丈夫か?』

モルガン

『そうね、それも引き続きやってもらうんだけど、、、

 せっかく時間ができたし、、、

 それに今のあなたたちになら教えても大丈夫かもね』

ギンガ

『何を?』

モルガン

『「---」よ』

エステル

『「---」?』

ギンガ

『なんだそれ!?

 かっこいいな!!』

アイン

『わくわくしてきたわね!!』

モルガン

『これが使えるか使えないかで戦況は大きく変わるわ

 これからは今までの修行にプラスして()()()修行も付け足す』

ギンガ

『なんでもこい!』

エステル

『じゃあお昼ご飯食べ終わったら早速修行再開ね!』

モルガン

『さらにエステルにはもう一つの修行もやってもらうわ』

エステル

『えっ?

 わたし?』

モルガン

『そう、戦いを見てて思ったけど、あなた近距離戦に弱すぎる

 今まで近距離の戦闘とかほとんどやったことなかったでしょ?』

エステル

『う、うん


 いつも近距離戦闘はいつも前衛の人に任せて、わたしは後方で支援するのが役目だったから、、、』

モルガン

『やっぱり

 せめて自分の身は自分で守るようにできなればダメよ

 戦いは支援役、回復役から倒すっていうのが基本なんだから』

エステル

『でも、どうすればいいの?』

モルガン

『そっちの方についてはこの人から教えてもらうわ』


アインはいつの間にか上下ピンク色の体育着に変装(コスプレ)していた


アイン

『さあ、エステルちゃん

 お昼ご飯なんて食べてる暇ないわよ

 早速はじめるわ


 その名も「アイン流ブートキャンプ()」!』

エステル

『アイン流ブートキャンプって毎日ギンガがやってる体力・筋力向上のトレーニングのことじゃないの?』

ギンガ

『「2」ってことは今までとなにか違うのか?』

アイン

『そうよ

 今までのアイン流ブートキャンプと違って「2」ではこの道具を使ってもらうわ』


そう言うと、ギンガとエステルにフィットネスバンドを手渡す


ギンガ

『なんだこれ?』

アイン

『それは「アインバンド」

 ゴムのように伸縮するトレーニングチューブ

 エステルちゃんはもちろん、ギンガちゃんもこれからはこのアインバンドを使って更なる体力・筋力の向上につとめてもらうわ

 あと、エステルちゃんはわたしの棍技のように「杖術(じょうじゅつ)」を習得してもらう』

エステル

『「杖術(じょうじゅつ)」?』

アイン

『そう

 杖も棍棒のような形状をしているから、

 扱い方はさほど大差はないはず』

エステル

『わたし頑張る!

 よろしくお願いしますアイン先生!』


こうしておれたちの修行にアイン先生の体力・筋力増強トレーニングが加わった

短編集出してみました。

その名も

「THE FINAL STORY ALTERNATIVE

ー伝説の剣を手に入れたが(つか)だけで剣身(けんしん)がなく、剣とは呼べない武器だった話ー

〜十字組編〜」

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