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ep32「好感度2」

第3章『水の大精霊 オンディーヌ』

ep32「好感度2」

【ベコン街道】

アイン

『みんな!攻撃を合わせて!』

ギンガ・エステル

『了解!』


それぞれが攻撃のモーションに入る。


ギンガ

『必殺 銀河流星剣!』 

エステル

『精霊よ 火の力を与え賜え フレイム!』

アイン

『アイン流棍技 五の舞 愛死(あいし)天帆小(てほちい)!』


中型級のスパイダーが消滅する。


ギンガ

『よっしゃ!これでクエスト達成だな!』

エステル

『やったね!』

アイン

『わたしたちも段々強くなっていってるわね!』

モルガン

『・・・』

ギンガ

『どうしたんだモルガン?』

モルガン

『いいえ。ただいい連携だと思って。』

アイン

『当たり前よ!だってわたしたちは深い「愛」で繋がっているんだもの!』

ギンガ・エステル

『え?』

アイン

『え?』

ギンガ

『あっごめん。なんだって?』

アイン

『愛よ!愛!

 愛がなければこんな抜群のコンビネーションを生み出せるわけないじゃない!

 エステルちゃんだってそう思うでしょ!?』

エステル

『えっ!う、うん。そうなの、、、かな?

 えっ、ってことはギンガとも愛で繋がってるってこと?』


エステルは赤面し妄想がはじまる。


モルガン

『・・・

 うらやましいわ。』

ギンガ

『んっ?なんか言った?』

モルガン

『ううん。なんでも。早く戻って報酬もらいにいきましょ。』

ギンガ

『ぐー。』


ギンガのお腹が鳴る。


ギンガ

『腹へったー。。。』

アイン

『ちょうどお昼だものね。』

エステル

『それじゃあここでピクニックでもしましょ!』

モルガン

『ピクニックったって食べ物なにもないよ?』

エステル

『それは任せて!』


エステルはリュックサックから食材を取り出す。


ギンガ

『おっ!でた!エステルのなんでも出てくるリュックサック!』

モルガン

『なにそれ。。。』

アイン

『いつも欲しいときに欲しいものがでてくる便利なリュックサックよね、それ。』

エステル

『必要そうなものを想定して、事前に準備して入れてるだけよ。

 この食材だと、、、カレーでもいいかしら?』

ギンガ

『いいね!カレー!

 なぜか外で食べるカレーはすごくおいしいんだよな!』

アイン

『わかるわ!

 お祭りとかでもそうだけど、外で食べるとおいしく感じちゃうのよね!』

モルガン

『わたしは遠慮しておくわ。』

エステル

『どうして?カレー嫌い?』

モルガン

『だって払えるお金がないもの。』

ギンガ

『なに言ってんだお前。』

エステル

『なに言ってるの。』

アイン

『なにを言ってるのかしら。』

モルガン

『え?』

エステル

『友だちからお金なんかとるわけないじゃない。』

ギンガ

『そんなの当たり前の話だよな?』

アイン

『ええ。それにみんなして食べるからさらにおいしさが増すんじゃない?』

モルガン

『と、友だち!?わたしが!?

 さっきの話聞いてた!?わたしヴィングトン大陸人なのよ!』

ギンガ・エステル

『?』

ギンガ

『それがなんか関係あるのか?』

モルガン

『え?』

ギンガ

『先生が教室で言ってたんだ。

 人を判断するときは「外見」じゃなくてその人の「内面」を見ろってね。

 先生が言うには、「外見を見る」っていうのは、役職とか家柄、民族とかを見ることで

 んで、「内面を見る」っていうのはその人がなにに喜怒哀楽したり、どんなことに興味をもってるのかを見ること。それがその人自身を知ることなんだってさ。

 でも、別にそんなのわざわざ教室で習わなくても知ってたけどな。』

エステル

『ね!

 なんでパパ当たり前のことを教えてるんだろうって思ったのを今でも覚えてるわ。

 でもパパが言うには世の中いろんな人がいるから知っておいて損はしない話なんだって。

 だからねモルガンちゃん。』

モルガン

『?』

エステル

『モルガンちゃんがヴィングトン大陸人でもそうでなくても関係ないわよ。

 だってモルガンちゃんいい人だもの!

 一緒にたくさん買い物したり、宿でたくさん遊んだときとても楽しかったわ!』

モルガン

『・・・

 あ、ありがとう。』

ギンガ

『まあ、ちょっと生意気だけどな。

 宿での枕投げ大会のとき、お前本気になって風術(ふうじゅつ)まで使ってきやがって。

 おかげで顔面に当たった枕に鼻血がついて、宿の人から替えのシーツ代請求されんだぞ。』

モルガン

『それは避けれらなかったあんたが悪いのよ。』

ギンガ

『なんだと!?』

エステル

『はいはい。ケンカしないの。

 それじゃあわたし、準備するからちょっと待っててね。』

アイン

『それじゃあわたしは会場づくりでもしてるわね。』

ギンガ

『それじゃあ俺は、、、』


→エステルを手伝う

→アインを手伝う

→特訓を始める


ギンガ

『そこらへんで特訓でもしてく』

アイン

『ばかやろーーー!!』


ギンガは吹っ飛ばされる。


ギンガ

『いたた、、なにすんだよアインちゃん!』

アイン

()()選択肢を間違えたわねギンガちゃん。』

ギンガ

『?』

アイン

『そもそも選択肢が3つしかでてこないのが間違っているわ。プラスで

 「→モルガンと(たわむ)れる」

 がないのはどうかと思うわよ。』

モルガン

『え?わたし?』

アイン

『しかも特訓を選ぶなんて一番ありえない。

 ここはせめてエステルちゃんを選ぶかモルガンちゃんを選ぶか悩むところのはずよ。』

モルガン

『この人はさっきからなにを言ってるのかしら?』

ギンガ

『おれに聞かれても、、、』

アイン

『いいからエステルちゃんを手伝ってきなさい!』

ギンガ

『わ、わかったよ。。。』


エステルの元へ渋々向かうギンガ。


アイン

『・・・

 いい子たちでしょ?あの子たち』

モルガン

『え?』

アイン

『ものすごく純粋で、、、単純で、、、それに真っ直ぐで。

 あの子たちが元々いい子たちなのかと思ったのだけれど、どうやらさっきの話を聞くとそれだけじゃないみたいね。』

モルガン

『うん。。。

 まあ、ちょっとアホすぎるし、現実を知らない世間知らずだし、危なっかしいところとかたくさんあるとは思うけど。

 でも、、、』

アイン

『でも?』

モルガン

『わ、わたしも一緒にいて楽しいかなって思ったり、、、』

アイン

『ふふふっ!』

モルガン

『な、なによ?』

アイン

『かわいいモルガンちゃん!』


アインはモルガンを思いっきり抱きしめる。


モルガン

『きゃーーーーーーーー!!』


ギンガは全員からの好感度が上がった。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

ぜひよろしくお願いします!

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