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ep26「モルガン」

第3章『水の大精霊 オンディーヌ』

ep26「モルガン」

【水都アンダイン西側 べコン街道】

ギンガ

『なんでモルガンまで付いてきてるんだ?』

モルガン

『あんたたち弱そうだから援助してやろうと思って。』

ギンガ

『ガキのお守りなんてごめんだぞ。』

モルガン

『心配しないで。

 あんたの援助はしないから。』

ギンガ

『このクソガキ!』

エステル

『はいはい、ケンカしないの!

 今回の依頼は中型級のスパイダーを倒せばいいのよね?』

アイン

『そのとおりよ。

 前回戦ったゴブリンほどの力はないけど、その代わり素早さと、糸や毒を吐いたりする特殊攻撃があるから気をつけないとね。』

ギンガ

『毒か、それはやっかいだな。』

エステル

『モルガンちゃん、戦いになったらわたしの後ろに隠れててね。』

モルガン

『うん。』


しばらく歩くと小型級のコカトリスの群れと遭遇した。


ギンガ

『コカトリスか、、、こいつの鳴き声うるさいんだよな。』

アイン

『油断大敵よギンガちゃん。』

エステル

『援護は任せて!』


それぞれ武器を構える。


ギンガ

『必殺 迅速剣!!』

エステル

『精霊よ 土の力を与え賜え ロックアウト!!』


コカトリスたちが次々と消滅していく。


【モルガン】

・・・

へえ、意外とやるじゃん。

ギンガは剣を使った近距離型、エステルは術を中心とした遠距離、、、というよりは支援型ね。

そしてアインちゃんは、、、


アイン

『アイン流棍技(りゅうこんぎ) 四の舞

 恋素(コイス)闘莉(トーリー)!!』

モルガン

『・・・』


【モルガン】

なんで攻撃が当たるたびにハートのエフェクトが飛び交っているのかしら?汗

一体どういう仕組みなの?汗

・・・

とりあえずはギンガと同じ棍棒を使った近距離型の攻撃ね。

なるほど、これは()()()()()()


コカトリスの群れが消滅する。


ギンガ

『どうだモルガン!?すごかっただろ!?』

モルガン

『ごめん、見てなかったわ。』

ギンガ

『こいつ!』

エステル

『ギンガ!後ろ!!』


遠くの方からものすごい勢いで中型級のコカトリス1体がこっちに向かってくるのが見えた。


ギンガ

『中型級だ!』

アイン

『みんな構えて!!』

エステル

『モルガンちゃん下がってて!』

モルガン

『・・・・・』


【モルガン】

アンダインの男A

『気持ち悪い』

アンダインの女A

『だめ!あんなの見ちゃだめよ!同類だと思われるわ!』

アンダインの男B

『汚れた血め!』

アンダインの女B

『うちの子に近寄らないで!この化け物!』

アンダインの子どもA

『ごめん。パパとママがモルガンちゃんとは遊んじゃいけないって。』

アンダインの子どもB

『あいつに近寄らない方がいいぞ。病気がうつるらしいからな!』


モルガン

『・・・・・』


【モルガン】

ギンガ

『一緒に来いよ。

 そうすれば中に入れるだろ。』

エステル

『これもかわいい!!

 ねっ!ねっ!今度はこっちの服を試着してみて!』

アイン

『モルガンちゃん!口にクリームがついてるわ!』


モルガン

『・・・・・

 あなたたちだったら、信用してもいいのかな。。。

 ()()()()()()()()()()()もしかしたら一緒に。。。』


モルガンは前進する。


エステル

『え?

 ちょっとモルガンちゃん!!』

ギンガ

『下がってろモルガン!!』

アイン

『危ないわよ!!』


モルガンが左手に魔力をこめると魔本が現れる。


ギンガ

『本?』


モルガンは詠唱を始める。


モルガン

『精霊よ 我が魔力を(かて)とし 今ここに大いなる力 火の力を与え賜え』


モルガンのお腹周りに黒い輪っかが現れると同時にものすごい魔力が溢れ出る。


ギンガ

『なんつー魔力量だ!!』

エステル

『す、すごい。。。』

アイン

『あなた、もしかして。。。』

モルガン

『エンシェントファイア!!』


上空から火の大玉が出現し、中型コカトリスを一瞬で焼き尽くした。


モルガン

『・・・・・』

ギンガ

『モルガン!!』


ギンガとエステルがモルガンの元に駆け寄る。


モルガン

『・・・』

ギンガ

『す』

モルガン

『す?』

ギンガ

『すげーな!!』

モルガン

『え?』

エステル

『すごかったわモルガンちゃん!今の術って上級術よね!!

 その歳でもうあんな大術(おおじゅつ)うてるの!?』

モルガン

『う、うん。』

エステル

『おかげで助かっちゃった!ありがとうモルガンちゃん!』

モルガン

『べ、別に、、、

 いろいろ買ったりしてもらったからそのお礼をしただけよ。』


アインが近寄る。


アイン

『あなた、、、』

モルガン

『そうよ。。。悪い?』

アイン

『いいえ。ただびっくりしただけ。

 ・・・人並み外れた魔力量。

 そして術発動時にお腹周りに出てたあの(サークル)

 あなた()()()()()()()()()()。』

モルガン

『・・・』

ギンガ・エステル

『え?』

モルガン

『そうよ。ついでに教えてあげる。

 ()()()ヴィングトン大陸人じゃない。

 かの「大魔法使いモルダン」の子孫よ!』

ギンガ・エステル

『えーーーーー!!』

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