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ep23「アンダイン大橋」

第3章『水の大精霊 オンディーヌ』

ep23「アンダイン大橋」

【崖の上】

ギンガ

『あれが、、、』

アイン

『うわあ。。。』

エステル

『「水都(すいと)アンダイン!!」』


3人は興奮する。


ギンガ

『なんてでっけえ街なんだ!』

エステル

『すごいきれい。。。』

アイン

『まさに水の都ね。。。」


3人はアンダインの景色に魅了されている。


ギンガ

『街全体が海に囲まれているぞ!』

アイン

『一体どうやって中に入るのかしら?

 エステルちゃん知ってる?』

エステル

『「アンダイン大橋(おおはし)」っていうのがあって、そこから渡っていけるはずよ!』

アイン

『さすがねエステルちゃん!』

ギンガ

『なんだ?アインちゃんも行くのは初めてなのか?』

アイン

『そうなのよ!わたしもすごく楽しみにしてたの!

 なんたって乙女の憧れの街だから!!』

ギンガ

『乙女ねえ。。。』

アイン

『なにか言ったかしら?』

ギンガ

『い、いやなんでも。。。

 あ!あれのことじゃないか!?』


ギンガが指差した先には白い大橋があった。


エステル

『早く行きましょ!!』

ギンガ

『お、おい!待てってエステル!』

アイン

『・・・』




【アンダイン大橋入口】

ギンガ

『近くで見るとでっけえ橋だなあ。』

エステル

『早く行こ!』

???

『ぐー』


どこからかお腹がなる音が聞こえた。

その音が鳴った方を見ると、1人の小さな少女が体育座りをしていた。


少女

『なに?』

ギンガ

『なにしてんだ?そんなところで?』

少女

『うるさいわね。ガキには関係のない話よ。』

ギンガ

『ガ、ガキ!?

 お前の方がガキじゃねえか!?』

少女

『失礼ね。わたしはもう「アラティーン」よ。』

ギンガ

『アラティーン?』

少女

『「アラウンドティーン」の略称よ。

 そんなこともわからないなんてあなたの頭の中はよっぽど空っぽなのかしら?』

ギンガ

『こ、このクソガキ!』

エステル

『じゃあ、いま12歳ね!』


エステルは笑顔で少女に話しかける。

少女はエステルの胸を見る。


少女

『うるさいわね。牛がしゃしゃりでないでちょうだい。』

エステル

『う、うし!?』

ギンガ

『おい!エステルは人間だぞ!』

エステル

『ギンガは黙ってて!』

ギンガ

『え?なんで?』

少女

『まったく。あなたたちと話してても無駄な体力を使うだけだわ。』


少女は後ろを振り向く。

しかしそこには、、、


アイン

『バッドアフタヌーン♡』


アインの強烈な顔面が目の前にあった。


少女

『き、きゃあーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』


少女は悲鳴をあげる。


エステル

『さすがアインちゃん。。。』

ギンガ

『やっぱり最初はそういう反応になるよな。。。』

少女

『ま、魔物!?』

アイン

『人間よ!失礼しちゃうわね!

 ところで、あそこで何してたか教えてくれないかな?』

少女

『・・・無くしちゃったの。』

ギンガ

『無くしたって何を?』

少女

『通行証。』

ギンガ

『通行証?』

アイン

『ああ!エアンコ村を出るときにもらったあの紙のことよ!』

ギンガ

『そういえば受付のお姉さんからもらったな。

 これがないとアンダインに入れないんだっけ。』

少女

『なんだ、あなたたちもエアンコ村から来たの。』

エステル

『「も」ってことはあなたも?』

少女

『そう。』

エステル

『いつこっちに?』

少女

『今日の昼前くらい。』


【エステル】

『おじさまたちから聞いた情報だと小さい女の子が1人で村から東の方に出て行くのを見かけたって。』


ギンガ

『なんだ、ガセネタかよ!』

エステル

『ごめん。わたしが変な情報を手に入れたばっかりに。』

ギンガ

『いや、エステルのせいじゃないよ。』

少女

『なに?誰かを探してたの?』

ギンガ

『別に。。。


 ・・・来いよ。』

少女

『え?』

ギンガ

『一緒に来いよ。

 そうすれば中に入れるだろ。』


そう言うとギンガは大橋を渡り始める。


エステル

『妹を探しているのよ。』

少女

『妹?』

エステル

『そう。あなたと同じ年齢の子をね。

 だからきっとあなたと妹を重ねちゃって放っておけなかったんじゃないかな。』

少女

『そうだったの。

 失礼なことを聞いちゃったわね。』

エステル

『ねえ、名前を教えてくれないかな?』

少女

『・・・モルガン。』

エステル

『モルガンちゃんね!

 わたしエステル!

 さっきのがギンガで、こちらが、、、』

アイン

『アインちゃんよ!』

モルガン

『よ、よろしくお願いします。』

アイン

『そんなかしこまらないで!

 全然タメ口でオッケーだから!

 あと、わたしのことはアインちゃんって呼んでね!』

モルガン

『りょ、了解です。』


こうして4人はアルダイン大橋を渡りはじめた。

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